懸命に貯めたマイル。しかし使う前に寿命が・・・なんてときにマイルは相続できるのでしょうか？実はANAマイル、JALマイルは相続できるのです。せっかく貯めたマイルですから、家族に有効に利用してもらうために、死ぬ前にマイルが貯まっていることを伝えておくといいでしょう（笑）。
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マイルは相続できる遺産？
マイルやポイントというのはお金と同等の価値を持つものではありますが、お金ではありません。ですから、マイルやポイントの利用に税金はかかりません。
お金ではないものですから、その運用ルールは発行元が決めます。会員が死亡した場合についても規約で決めてあることがほとんどです。
せっかく貯めたものですから、マイルやポイントも家族に相続してもらいたいですよね。相続できるか、できないかはマイルやポイントの発行元によって異なるようです。
ANAマイルを相続する
ANAマイルには相続できる規定があります。ANAマイレージクラブの規約、第30条に記載がありました。
30条 会員の死亡
会員が死亡した場合、法定相続人は会員が取得していたマイルの譲渡を受けることができます。その際、要求者は、会員本人の死亡証明書と裁判所命令等、故人である会員の口座に残っているマイルの相続権を有することを確かに証明する書類を死亡後6ヵ月以 内に提示する必要があります。相続の申し出が期間内になされない場合は、当該会員の積算マイルはすべて取り消されます。
6か月以内に、会員本人が死亡したことを証明し、故人の相続権を有することを証明すればマイルを相続できると規定されています。
通常、ANAマイルは他人（家族でも）に譲渡することはできませんから、ANAマイルを自分以外の人に渡すことができる唯一の機会、と言えます。
JALマイルを相続する
JALマイレージバンクにも同様に、会員死亡時に相続できることが規約に記載されています。
14条 合算不可
積算されたマイルを会員間で共有、合算および譲渡することはできません。ただしJALFCおよびJALカード家族プログラム登録会員は、そのプログ ラムの特典として、特典の引き換え時に限り、登録している家族会員間で積算マイルを合算することができます。また会員が死亡した際、法定相続人は所定の手 続きにより会員のマイル口座に残る有効なマイルを相続することが可能です。
ANAと比較すると、所定の手続きの具体的な内容がわかりませんが、恐らくANAと同様の手続きが必要でしょう。
ANAマイルとJALマイルは遺産相続することができます。
ポイントは相続できないようです
共通ポイントやクレジットカードのポイントの場合はどうでしょうか？
Tポイントの場合
共通ポイントとして先鞭をつけたTポイント。会員規約をみると記載がありました。
22条 会員の地位の喪失
(6) 会員が死亡されたとき(会員の地位は相続されないものとします。)。
23条 会員でなくなったときの措置
会員は、退会、会員の地位の喪失その他の事由により会員でなくなったときは、Ｔカードは失効となり、会員はカードを返還、廃棄していただきます。この場合、会員番号、蓄積したＴポイントは失効します
ということで、会員資格は喪失、ポイントも失効するとのこと。
JCBカードの場合
JCBカードのポイントプログラム、OkiDokiポイントの規約をみてみましょう。
第１３条（ポイントの譲渡の禁止）本会員等は、付与されたポイントを他人に譲渡または質入したり、他人と共有したり、相続させることはできません。
相続はできませんね。
主だったポイントプログラム、クレジットカードのポイントプログラムは相続できないという規定のようです。
ハピタスの場合
ポイントサイトの場合も基本、相続できないと考えるべきでしょう。
ポイントサイトハピタスでも、2016年6月の規約改定で第10条に銘記されました。
個人である会員が死亡した場合には、サービスの利用契約は終了し、弊社は当該会員のアカウント停止手続を取ることができ、当該時点で所持していた ポイント及び成果並びにサービスの利用契約上の地位及び規約に基づく権利及び義務の相続その他第三者への承継は行われないものとします。
ハピタスで友達紹介を頑張っても、それは一代限りと規約に記載されることとなりました。
まとめ
陸マイラーにとって大切な大切なマイル。自身に何かあったときは家族がちゃんと引き継いでくれます。クレジットカードや共通ポイント等に貯めてあるポイントは相続できないので、事前にマイルに交換しておくといいかもしれません。
そんな余裕があれば、の話ですが。
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