JR西日本が運営するポイント、WESTERポイント。
関西エリアから中国地方、北陸地方のJR西日本エリアを中心に貯める、使えるポイントです。
2024年のとあるイベントにより注目度が俄然アップしたWESTERポイントについて解説します。
2024年夏、WESTERポイントが大注目
2024年夏、WESTERポイントに注目が集まりました。
そのイベントは”WESTERポイント全線フリー切符”の発売。なんと9,000ポイントでJR西日本エリアの特急、新幹線を含めた全線が3日間乗り放題になるという超お得な切符でした。
WESTERポイント 9,000ポイントは9,000円に相当します。例えば新大阪から博多まで山陽新幹線のぞみ号で移動するときにかかるコストは乗車券9,790円 自由席料金4,960円の合計14,750円かかります（記事作成時）。つまり”WESTERポイント全線フリー切符”で新大阪から博多まで移動するだけで元が取れてしまうという超絶お得なきっぷなのです。
これには鉄道ファンのみならず、ポイント大好きな私もざわざわしました。ただ残念ながら、WESTERポイントの手持ちは2,000ポイント弱しかなく、とても交換できる状況ではありませんでした。
こうなると、なんとかWESTERポイントを貯めて、今後も発売されるであろうお得なきっぷを獲得したいところ。WESTERポイントの貯め方にはどのようなもの（裏技？）があるのでしょうか。
WESTERポイントの基本の貯め方
WESTERポイントはJR西日本が運営するポイントですから、基本の貯め方はJR西日本を利用して貯めることになります。ANAやJALのマイルも飛行機に乗って貯めますが、それと同じですね。でも、普通にきっぷを買って乗っていてもWESTERポイントは貯まらないんです。
１．WESTERポイントに登録
WESTER会員に登録しないとWESTERポイントは貯まりません。登録・利用はもちろん無料。JR西日本にあなたの移動歴や買い物歴などの個人情報を提供する代わりに、ポイントをいただけるわけです。ポイント百花繚乱の時代にあまり気にすることはないと思います。
WESTER会員に登録したら、WESTERアプリをダウンロードしましょう。JR西日本関連のショッピングモール等で提示すると、WESTERポイントが貯まります。
WESTERアプリから、WESTERポイント数を確認できるので便利です。
２．J-WESTカードをつくる
J-WESTカードはJR西日本のクレジットカードです。J-WESTカード決済でWESTERポイントが貯まります。
J-WESTカードには様々な種類がありますが、基本、年会費無料の”ベーシック”でOK。ただし、後述する理由で”ビックカメラJ-WESTカード”の申し込みをおすすめします。もし、東海道山陽新幹線をすごく利用されるのであれば、EXPRESS予約が利用できるエクスプレスカードを選択してもいいですね。
J-WESTカードはWESTERポイントを貯めるには、ほぼ必須と言えるクレジットカード。J-WESTカードを日々の買い物で利用するだけでいいので、らくちんです。さらに交通系ICカードを利用できる鉄道、バスであれば、JR西日本エリア外であっても、私鉄であってもWESTERポイントを貯められます。というわけで次に申し込むのは、
３．ICOCAをつくる
ICOCAはJR西日本の交通系ICカードです。JR西日本エリアに限らず、他のJRグループや関東関西など全国の私鉄、バスでも利用できます。
ただし、ICOCA利用でWESTERポイントが貯まることは基本ありません。回数券廃止にかかる代わりの補償として、同一区間を1か月に11回以上利用するとWESTERポイントが貯まるサービスがありますが、ごく限られたケースです。
J-WESTカードからICOCAにチャージすることで、WESTERポイントを貯めるのです。ICOCAはAndroidスマートフォンのモバイルICOCA、iPhoneのApple PayのICOCAがおすすめです。キャンペーン期間は不明ですが（当面の間とのこと）、チャージ金額の1.5％相当のWESTERポイントが貯まります（ゴールドカードなら3％相当にアップ）。
鉄道、バスの利用以外でも、コンビニ等交通系ICカードが利用できるお店で支払えば、日々の買い物でWESTERポイントが貯まります。
キャンペーンを利用してWESTERポイントを貯める
WESTERポイントはさまざまなキャンペーンで貯めることもできます。キャンペーンはWESTERポータルのキャンペーンページでの告知のほか、WESTERアプリにも通知が来ます。すべてのキャンペーンに参加することはできませんが、参加できそうなものがあれば見逃さないようにしたいですね。
「tabiwa by WESTER」のICOCA利用専用商品でWESTERポイントを貯める
「tabiwa by WESTER」はJR西日本がつくる、鉄道・バスなどが乗り放題の周遊パスや観光・グルメのチケット購入、旅先のスポット情報、経路検索など旅に必要なサービスが詰まった観光ナビ。tabiwaで申し込める周遊パスの中で、ICOCA利用専用商品があります。これを利用してWESTERポイントが貯まります。
「tabiwa by WESTER」のICOCA利用専用商品
「tabiwa by WESTER」のICOCA利用専用商品は、自由周遊区間内のJR線の利用が、駅係員へのパス提示ではなく、手持ちのICOCAで自動改札機を通過する商品。
このとき、一旦はICOCAにチャージされたお金が引き落とされますが、後日（周遊パス利用月の翌月末）にWESTERポイント（基本）で戻ってきます。
WESTERポイントには”基本”ポイントと”チャージ専用”ポイントがあり、前者は普通のポイントですが、後者はICOCAチャージにだけ利用できるポイントです。”基本”ポイントを貯めないと、”WESTERポイント全線フリー切符”のようなきっぷは購入できないので注意が必要です。
「tabiwa by WESTER」はWESTER会員なら利用できます。アプリもあるのでWESTERアプリと一緒に利用すると便利です。
この自由周遊区間を利用しまくると、利用した分だけWESTERが貯まるわけです。例えば2024年夏、期間限定で発売された”神戸・姫路 夏の体験デジタルパス”。周遊区間の大阪ー姫路間を新快速で移動し、WESTERポイントを貯めるという方法が使えました。
3,300円の支払いで、時間（暇）のある限りWESTERポイントが貯め放題ということで話題になってましたね。ただし、ICOCA利用専用商品の発売は期間が決まっており、今後もこの方法でWESTERポイントが貯められるかは不明です。
ポイント交換でWESTERポイントを貯める
WESTERポイントはポイント交換でも貯めることができます。交換できるポイントは、JRホテルメンバーズポイント、ビックポイント、タイムズポイント、もえポっ、プレミアムポイント。
この中で現実的なのはビックカメラのビックポイント。ただし、ビックポイントからWESTERポイントへの交換には、前述のビックカメラJ-WESTカードが必要です。
ビックポイントとは
ビックポイントはビックカメラの運営すポイント。WESTERポイントのほかに、提携先とのポイント交換サービスを実施しており、さまざまなポイントをビックポイントに交換できます。
ビックカメラでお買い物をすれば貯まりますが、ビックポイントと提携するポイントから、ポイント交換で貯めることもできます。ポイント交換で貯まったビックポイントを、WESTERポイントに交換すれば、より効率よくWESTERポイントを貯められるという訳。WESTERポイントへの交換は、ビックポイント1,500ポイント → WESTERポイント1,000ポイント、とポイント価値は2/3になってしまいますが、前述の”WESTERポイント全線フリー切符”のようなお得な商品と交換すれば、その価値は数倍に高まります。”WESTERポイント全線フリー切符”であれば、12,000ビックポイントで3日間JR西日本路線に乗り放題となるので、損をした感じは全くありません。ポイント交換も中2日でできるので、待つ必要もありません。
Gポイントをビックポイントに交換
ではビックポイントをどのように貯めればいいのでしょうか？
大量ビックポイントを貯めるキーとなるは”Gポイント”。
Gポイントはポイント交換を主とするポイント交換サービスサイト。ビックカメラなどの提携サイトからのポイント交換を取り持つサービスを提供しています。
ポイントの貯まりやすいポイントサイトを利用して大量のポイントを貯めて、貯まったポイントをGポイントに移行、さらにビックポイントに交換して、WESTERポイントに交換するという作戦です。
ポイントサイトについてはこの記事で紹介しているので参考にしてください。
Gポイントへはこちらのリンクから会員登録＆電話認証すると、50ポイントもらえます。
おすすめポイントサイトは？
WESTERポイントの原資となるビックポイントに交換できるGポイントがたくさん貯まるおすすめポイントサイトをご紹介しましょう。
Gポイント自体でもポイントを貯めることはできますが、より貯まりやすいポイントサイトがあります。
まずは”モッピー”。
キャンペーン広告が多く、利用者もどんどん増加している勢いのあるサイトです。旅行でも、もちろんポイントが貯まります。例えば日本旅行の広告。モッピーのこのバナーから日本旅行のサイトへ飛んで、旅行を申し込み、旅行を楽しむと、旅行代金の5%分のポイントが還元されます。1万円の旅行なら500円分のポイント5万円なら2,500円分のポイントですから、いいですよね。
モッピーの運営企業は株式会社セレス。東証プライム上場企業です。モッピーの登録、利用は無料。日々のお買い物がポイントに変わります。
モッピーとおなじくらいおすすめなのは、ハピタス。2007年に前身となるドル箱がサービスを開始、以後15年以上にわたり運営されている老舗ポイントサイトです。ハピタスの魅力はその還元率の高さ。もちろんモッピーも負けてはいませんが、同じ広告を利用してもハピタスで貯まるポイントの方が多いことも。
ExpediaやBooking.comでホテルを予約すると、宿泊代金の7%分のポイントが貯まります。ハピタスの登録、利用ももちろん無料です。
これらポイントサイトで貯めたポイントをGポイントに交換。さらにビックポイントに交換して、最後にWESTERポイントに交換します。手間がかかるようですが、慣れてしまうと大したことはありません。何より、WESTERポイントがどんどん貯まるのでうれしくなってきます。
まとめ
WESTERポイントの有効期限はポイントを貯めた年度（4月から翌年3月末まで）の次の年度末と短いのが難点です。一気にポイントを貯められる方法が無いと、なかなかお得なきっぷを手にすることができません。
ポイントサイトを使ってポイント交換することで、乗り放題きっぷで旅に出られます。
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