大阪~金沢 飛行機で行く旅

空旅

大阪・金沢間の移動は鉄道または自動車・バスが主な手段です。鉄道はJRが特急サンダーバードが約2時間40分で結んでいます。運賃は7000~8000円ほど。高速バスは約6~7時間かかりますが、運賃が3000~4000円と、サンダーバードに比較して格段に安いのが魅力です。夜行便ならホテル代も浮きます。

大阪・金沢間の移動での話題と言えば北陸新幹線。残念ながら2024年春に開業するのは金沢から福井県の敦賀まで。敦賀から大阪の間は開業時期未定です。所要時間は約30分短縮されますが、乗換時間等を含めると接続をどれだけ良くしても15分ほどしか変わらないのが実情かもしれません。逆に乗り換えるのが面倒です。

そこで今回、大阪から金沢まで飛行機で移動してみました。新幹線よりも圧倒的に速度は速い飛行機ですが、大阪から金沢への飛行機旅行のメリット、デメリットとは?

大阪・金沢間を飛行機で旅する、移動するメリット、デメリット

今回、大阪から金沢まで飛行機で移動した理由は単に、飛行機に乗りたかったから。新型コロナウイルス感染症まん延の影響で旅行できなかったこともあり、マイルも余っているから使いたかったから。メリットは正直、余ったマイルを利用したので実質無料で移動できたことだけ、でしょうか。

デメリットは直行便が無いので東京・羽田で乗換が必要なこと、特急サンダーバードで移動するのに比較して、トータルでかかる時間は2時間ほど余分にかかったこと、ですね。大阪市内から大阪伊丹空港への移動、羽田空港での乗り継ぎ時間(40-50分ほど無いと不安ですよね)、小松空港から金沢市街への移動が余分にかかります。飛行機に乗っていた時間は2時間弱なんですが。

大阪伊丹空港から東京羽田空港で乗り継ぎ、小松空港へ

JALマイルがとっても余っているので、JALを利用しました。
マイルで直接特典航空券に交換しても良いのですが、国内線ファーストクラスに空席があったので、まずはeJALポイントに交換して、eJALポイントで支払う形で予約しました。eJALポイントに交換することで現金と同等に利用でき、搭乗した分のマイルも貯まります。国内線ファーストクラスの特典航空券はありませんから、マイルで国内線ファーストクラスに乗りたい場合は、マイルをeJALポイントに交換してからチケットを購入するしかありません。

大阪伊丹空港・ダイヤモンド・プレミア・ラウンジ

国内線ファーストクラスに搭乗するときは、会員ステイタスに関係なく、ダイヤモンド・プレミア・ラウンジを利用できます。ANAではプレミアム・クラスに搭乗するときに利用できるラウンジはANA LOUNGE。ANA SUITE LOUNGEはダイヤモンド会員しか利用できないんですよね。この辺りは会社ごとの姿勢の違いあっておもしろいです。

ダイヤモンド・プレミア・ラウンジへは専用の入り口からチェックインできます。普段平会員の私は利用できないので、特別感のあるサービスってうれしいです。

素敵なラウンジ内には用途に応じたさまざまな座席が用意されています。ドリンクだけでなく、軽食も準備されているのがうれしいですね。この日はこちらで1回目の(?)朝食をいただきました。

JALダイヤモンド・プレミア・ラウンジの軽食

陣取った座席は窓を向いたカウンター席。充電用コンセントやUSBポートもあるので便利です。窓から見える飛行機はこれから乗る飛行機かな?(搭乗機でした)

ボーイング787型機

JAL B787 ファーストクラス

時間になったので東京羽田行に乗り込みます。お手伝いが必要な方を先に乗っていただくのは当然として、どうしてみんな我先に乗りたがるのかいつも不思議。後から乗ると荷物を載せる棚が空いてないから?先に座ってると窓側席ならいいですが、通路側だと横を人がすり抜けていくので好きではないんですよね。なのでなるべく後から乗りますが、いつもギリギリに搭乗してくる人たち、、、

今回利用した便のファーストクラスは黒いシートの新しいタイプでした。久しく飛行機自体利用していなかったので、新しいファーストクラスは初めての利用です。残念ながら窓側席は空いていなかったので真ん中のシートです。

最前列なので足元広々。画面はちょっと遠いですが短い搭乗時間なので問題なし。コントローラーは座席横についています。USBでも充電できるのはうれしいですね。ドラクエウォークを起動しているとすぐにバッテリーが減っていくので。

JAL国内線ファーストクラス 朝食

国内線ファーストクラスでは食事が提供されます。本日2回目の朝食です。メニューはさつま汁、芋サラダ、鯖塩焼き きのこ餡、でした。ごはんが熱々すぎてなかなか開けられませんでしたが、おいしくいただきました。この赤い鶴の箸置き、売ってないのかな?

羽田空港で大阪から乗り継いで、小松空港へ

飛行機は順調に飛行して東京羽田空港に到着です。到着後は乗り継ぎ便の搭乗口を探すのですが、降機してすぐの掲示板に「小松」とは記載されていたのですが、搭乗口は書いてありませんでした。そんな乗り継ぎするやつは私しかいませんよね。今回の小松便はバスラウンジからの搭乗でした。ラウンジと言っても、椅子が並んでいるだけの待合室ですけどね。休日とあって大勢の人で混み合っていました。

なかなか搭乗が始まらないなーと思っていたら、バスの手配に時間がかかっています、とのアナウンス。バスって航空会社がいちいち手配するんですね。この日から羽田空港で工事が始まった影響で、バスの台数が足りなくなっていた、とのことでした。ようやく来たバスに乗り込み飛行機へ移動です。途中、ANAのB787と並走したんですが、バス車内が混んでいたので撮影できませんでした、残念。乗り込む前に記念撮影していると(係員の方もタラップが混んでいる間は何も言いません)見慣れぬ飛行機が。

ドイツ空軍の運用する政府専用機「クルト・シューマッハー」でした。A350、かっこいいですね。撮影が終わったら速やかに乗り込みましょうね。あ、鬼滅ジェットがー。

小松行の便は窓側席を確保できました。普段は飛ぶことのないルートだけに興味津々。天気も良く、景色を堪能できました。窓に張り付いている変なおっさん、だったでしょうね。

小松空港からレンタカーで千里浜なぎさドライブウェイへ

小松空港からはレンタカーで移動します。みんな大好きトヨタレンタカーは長蛇の列。ニッポンレンタカーとタイムズレンタカーのカウンターはガラガラでした。並ぶのが嫌な場合はタイムズレンタカーが空いていていいかも。送迎もしてもらえるし、店舗は小松空港からすぐのところにあります。金沢駅前にも店舗があるので、そちらで返却もできますね。今、気が付きました。

ちなみにレンタカーを予約するなら楽天トラベル経由がお得です。レンタカー予約で楽天ポイントが貯まります。

今回は以前から利用しているトヨタレンタカーを利用。車種は指定していなかったのでカローラになりました。カローラは初めて乗りましたが、サイドブレーキが無いんですね。パーキングに入れてしばらくすると自動でサイドブレーキがかかる仕組みなんだとか。

小松空港からまず向かったのは、松井秀喜ベースボールミュージアム。なぜここに?小松空港からなら10分ほどで着くので近いし、ドラクエウォークのお土産スポットだからです。

松井秀喜ベースボールミュージアム

入館料は400円、火曜日が休館です。この日は入らずにお土産だけゲット。

松井秀喜ベースボールミュージアムから車を走らせ北上。千里浜なぎさドライブウェイへ向かいます。ここもドラクエウォークのお土産スポットなんですよね。千里浜なぎさドライブウェイは波打ち際を車で走行できることで有名です。この日は風がとっても強かったのですが、気持ちよく走れました。お土産スポットはドライブウェイの真ん中あたりにあるので車を脇に止めてタップです。

この後は道の駅に寄って、ジェラートをいただきました。能登の塩味、甘いのでほんのり塩が効いていて、おいしかったです。このまま輪島まで車を走らせるともう一つのお土産スポットへ行けるのですが、また次回に。

金沢 図書館巡り

金沢へ来た次の目的は図書館巡りです。なぜに図書館?と思われるかもしれませんが、金沢の図書館がとっても素敵なんです。

金沢海みらい図書館

金沢市立、金沢海みらい図書館。設計したのはシーラカンスK&Hの堀場 弘氏と工藤 和美氏の建築家ユニット。米国旅行ガイド・フォダーズで「世界の魅力的な図書館ベスト20」に選ばれたそうです。これが図書館?という驚きのフォルムがこちら。

図書館とは思えない建物。ぐるっと一周してしまいました。この丸いの、窓なんです。残念ながら館内は撮影禁止ですが、訪問した際は是非中に入ってください。2階の閲覧スペースでは丸窓からこぼれてくる光で、とっても落ち着いた雰囲気でめちゃくちゃ素敵でした。

石川県立図書館

2022年にリニューアルオープンしたのが石川県立図書館。本を読むだけではなく、さまざまな展示も楽しめる新しいタイプの図書館です。設計したのは建築家の仙田満+環境デザイン研究所。秋田県の国際教養大図書館も設計されたそうです。中に入って驚くのは4層吹き抜けの巨大な空間。本を読まずに館内をぼーっと眺めてしまいました。

青い天井がかっこいいですよね。イベントスペースもあって、催し物もされるようです。訪問した時は恐竜の骨も出迎えてくれました。

金沢図書館巡り、素敵でしょ?

兼六園 夜間ライトアップ 秋の段

金沢を代表する観光地が兼六園。とりあえず金沢に来たら行っとけ、みたいなところ。兼六園では季節ごとにライトアップイベントが開催されており、今回は紅葉にあわせた秋の段を訪問しました。

ライトアップは一度、園をクローズしたあと18時半から。なんと無料なんです。昼間は入園料が必要ですからこれはお得。紅葉にはちょっと早かったですが、幻想的な園内を楽しめました。というかカメラやスマホの性能にびっくり。肉眼では見えないような風景が画面越しだと広がるんですよね。当然ながら手振れには注意です。拡大するとブレブレ、なんてことも良くありますから。

大阪への帰りはおとなしくサンダーバードで

大阪への帰りは素直にサンダーバードに乗って帰りました。リムジンバスに乗ったり、乗り継いだりしなくていいのは楽ですね。金沢駅には「花嫁のれん号」が止まっていました。いつか乗ってみたいな。

花嫁のれん号

飛行機で行く金沢旅行。マイルがあれば交通費が無料になるし、楽しい旅でした。

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