JAL国内線ファーストクラスは国内線の運賃にプラス8,000円支払うと搭乗できる、国内線の最上級クラス。搭乗日当日に空席があれば、全ての運賃でアップグレードが可能です。
先得運賃などの安いチケットでもアップグレードできますし、マイルを使って予約した特典航空券でもアップグレードが可能です。
JAL国内線ファーストクラス
国内線ファーストクラスシート
JAL国内線ファーストクラスは国内線B777-200型機と、B767-300ER型機の機内前方にそれぞれ14席、5席のみ設置されています。ゆったりとくつろぐことができる、ソファのようなシート。目的まで快適に過ごすことができます。
国内線ファーストクラス運航路線
JAL国内線ファーストクラスの運行路線はわずかに4路線。
東京(羽田)-福岡、札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、沖縄(那覇)の一部の便にのみ設定されています。
国内線ファーストクラスのサービス
空港サービス
JAL国内線ファーストクラス搭乗の際は、空港で専用チェックインカウンターを利用できます。
一般のセキュリティチェックレーン横に設けられたファーストクラス専用の入り口。
奥に広がる空間にワクワクしてしまいます。
セキュリティチェックを通過後、羽田空港では「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」を、その他の空港では「サクララウンジ」を利用することができます。
ダイヤモンド・プレミア・ラウンジへの入り口。この盆栽のようなものはいったい…
JAL国内線ファーストクラスでは、手荷物は45kgまで無料。到着後は最優先でターンテーブルから預入荷物が出てきます。機内への搭乗はもちろん優先搭乗。でもラウンジでゆっくりとくつろいで、一番後に搭乗するというのもいいですよね。
機内での食事、飲み物
機内では国内線にもかかわらず、国際線のような食事が用意されます。
食事は朝食(~10:29)、昼食(10:30~13:59)、軽食(14:00~16:59)、夕食(17:00~)の4種類が用意されており、それぞれ出発時刻によって提供されるメニューが異なります。
月に3回(1~10日が上旬、11~20日が中旬、21日以降が下旬)メニューは更新されるので、頻回に搭乗される方でも、食事を楽しむことができます。
このように素晴らしい空港サービス、シート、食事を楽しむことができるJAL国内線ファーストクラスを、マイルで交換した特典航空券で堪能することができました。
マイレージで予約した特典航空券でJAL国内線ファーストクラスを楽しむ
JAL国内線特典航空券
JAL国内線特典航空券は、普通席のほかにクラスJシートを予約することもできます。
クラスJシートは1区間1,000円の追加料金で、普通席よりもゆったりとしたシートを利用することができます。国内線ファーストクラスのようにラウンジ利用はできず、機内食も出ませんが、1,000円という手軽な料金で利用できるので人気があります。
クラスJ特典航空券を利用する場合は、1区間につき1名2,000マイルの追加が必要となります。購入すると1,000円アップなのに、特典航空券予約だと2,000マイル必要なので、お得感は全くありません。
クラスJへも当日空港で空席があればアップグレードできるので、そちらを狙う方がいいと思います。
国内線ファーストクラスは特典航空券では予約できません。
特典航空券で国内線ファーストクラスに搭乗するには
特典航空券で国内線ファーストクラスに搭乗するには、普通席特典航空券を予約後、当日空港でアップグレードを行うしかありません。
カウンターで依頼するほか、自動チェックイン、発券機でもアップグレードは可能です。
この日は大阪から東京への往復フライトでした。行きの便にはファーストクラスはありませんので、帰りの便でアップグレードを行いました。
大阪発便に搭乗前にスマホで検索するとファーストクラスに空席があります。自動チェックイン機で試してみましたが、東京発便の予約に関して操作することはできませんでした。いくつか予約がある場合に、次に乗る便のアップグレードは不可能な印象でした。
羽田空港へ到着後に再度スマホで確認するとファーストクラスの空席はゼロに。この時点でアップグレードに関してはあきらめざるを得ません。
カウンターで申し込んで、空席待ちに並ぶという方法もありますが、この場合は搭乗ゲート前でアップグレードできるかどうかが判明します。上級会員から順にアップグレードされるので、JMB平会員の私にはチャンスはありませんし、ゲート前でアップグレードされても、ラウンジ利用はできないので8,000円の価値が半減してしまいます。
用事を済ませて羽田空港へ戻り、ダメ元で検索するとファーストクラスに空席発見!自動チェックイン機を操作するとアップグレードに成功しました。一度羽田空港のラウンジを利用してみたかったので、ラッキーでした。
自動チェックイン機でのアップグレードは非常に簡単です。これから搭乗する予約をタッチすると、アップグレードという項目が画面下の方に出てくるので、そこをタッチしてあとは画面の指示通りに手続きをするだけです。
自動チェックイン機でのアップグレード料金の支払いはクレジットカードのみ受付。現金で支払いたい場合は手続き後カウンターで支払い手続きをすることができます。
羽田空港 ダイヤモンド・プレミア ラウンジ
早速、羽田空港「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」へ潜入です。
ANAの場合、最上級ラウンジである「ANA SUITE LOUNGE」へは、これまた最上級会員ステータスである「ダイヤモンドメンバー」しか入室できません。
ファーストクラス搭乗時でも「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」に入室できるJALは一見さんにも優しい航空会社と言えます。
出発保安検査場F横のファーストクラス入り口へ進みましょう。
奥にある専用のセキュリティチェックを通過すると、エスカレーターがあり、上階が「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」のレセプションになります。
レセプションで受け付けをしてもらい(搭乗券やJMBカードなど、搭乗する際に利用するデバイスをかざします)、いよいよ入室。
内部はこのように縦長の配置になっています。
プライベート&リラックスゾーンから撮影しました(大勢の方がいる中で撮影する勇気はありませんでした)。画面一番奥にはドリンクやフード類が置いてあります。
ビールや日本酒、焼酎などのアルコール類やソフトドリンク、ナッツ、おにぎり、メゾンカイザーのパンなど、さすが最上級ラウンジ、充実しています。
他の乗客が減ったのを見計らってライブラリーゾーンを撮影。
窓際のシートに陣取って、スカイタイムをいただきます。JALオリジナルドリンクのスカイタイムはお気に入りで、機内でもドリンクサービス時にお願いしています。
国際線ターミナルにも多くの航空機が駐機しています。これから羽田空港国際線は深夜にかけて忙しい時間帯です。
さすが羽田空港。頻繁に航空機が行きかいます。ドリンクや軽食を楽しみながら空港の風景を堪能できる、飛行機好きにはたまらない空間ですね。
JAL国内線ファーストクラスに搭乗
ラウンジでゆっくり過ごしすぎました。ゲートに着くと既に搭乗が開始されており「只今より全てのお客様を機内へとご案内いたします。」とアナウンスされていました。
これからお世話になる航空機をパチリ。
ファーストクラスは満席です。搭乗が遅れたのでシートの写真は撮りませんでしたが、ちょっとくたびれてきているような気も…
ゆったりとしたシートでくつろぎ、離陸後しばらくするとお待ちかねの機内食です。
暗くて写真がかなりイマイチでしたので(デジカメを荷物入れの棚に入れてしまっていたのでスマホで撮影)、JALサイトより写真を拝借。
メニューは、
小鉢:
伊勢まだいと三重県産アオサの茶碗蒸し
嬉野枝豆の豆腐、醤油餡
主菜:
三重県産錦爽どりの白ポン酢ジュレ掛け、えんどう豆、花丸胡瓜
鳥羽産アカモク、アラレ長芋
海老と短冊人参の伊勢茶揚げ、桜麩白扇揚げ、アスパラ
俵御飯 三重県産(結びの神)
若布の味噌汁
茶菓 深川屋 お茶の香 関の戸
この日は三重県の伊勢外宮近くにある「新割烹 柚子」とのコラボメニューでした。
お酒も三重県 清水清三郎商店株式会社の「作 純米大吟醸 槐山一滴水」をいただきました。しっかりとした味わいでありながら、とても飲みやすい日本酒でした。
大阪までのフライトだと、すぐに到着してしまうのが難点(?)です。
まとめ
JAL国内線ファーストクラスは追加料金8,000円が必要ですが、ラウンジサービス、ゆったりとした座席、飲食、機内でのCAさんからのサービスを合わせると、十分に価値があると感じました。
先得運賃などの安い運賃からでも、マイルで交換した特典航空券からでも、当日空港で空席がある限りアップグレード可能ですので、チャンスがあれば試してみるといいですね。
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