利点が見えない、楽天ANAマイレージクラブカード

楽天ANAマイレージクラブカード ANAマイルを貯める

 

楽天とANAが提携して2016年冬より発行を開始した「楽天ANAマイレージクラブカード」。

 

楽天カードとANAカードのいいとこどり?と思いきや、楽天カードとANAカードを別々に持った方がいいんじゃない?というカードでした。

 

 

 

楽天ANAマイレージクラブカードを敢えて選ぶなら、ピンクの方が飛行機が描いてあってカワイイ。

 

 

楽天ANAマイレージクラブカードとは

楽天とANAはポイント・マイル提携をしています

楽天とANAは従来より、ポイント・マイルでの提携を行っています。楽天スーパーポイントは2ポイント=1ANAマイルに交換でき、ANA10,000マイルは10,000楽天スーパーポイントに交換できます。

 

今回新たに誕生した楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルと楽天スーパーポイント両方のポイントが貯まるカードです。と言っても、両方のポイントが同時に貯まるわけではありません。

 

楽天ANAマイレージクラブカードはANAカードではありません

楽天ANAマイレージクラブカードは、あくまでも楽天カードです。ANAカードのようにビジネスきっぷは購入できませんし、ANA FESTAでの割引もありません。ANA便に乗っても搭乗ボーナスポイントも付きません。当然ながらSFC(ANA上級会員サービス)機能を付けることもできません。

 

楽天カードに、ANAマイレージクラブの会員証機能が付帯したカードと理解するのがいいでしょう。

楽天ANAマイレージクラブカードのイメージ。楽天カード+ANAカードでは無く、楽天カード+ANAマイレージクラブカードの理解。

 

 

 

楽天スーパーポイントとANAマイルが両方貯まるカード

では楽天ANAマイレージクラブカードにはどんな機能があるのでしょうか。

 

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天スーパーポイントとANAマイルがどちらも貯まるクレジットカードです。ただし両方のポイントが同時に貯まるわけではなく、「楽天スーパーポイントコース」か「ANAマイルコース」のどちらか一方を選択する必要があります。

 

「楽天スーパーポイントコース」は、「楽天スーパーポイント」がカード利用額100円(税込)ごとに1ポイント貯まり、「ANAマイルコース」は同じくANAマイルがカード利用額200円(税込)ごとに1マイル貯まります。選択したコースはカード発行後も変更が可能ですので、その時々の状況によって、旅行へ行きたいなと思ったときは「ANAマイルコース」、楽天で買い物をしたいなというときは「楽天スーパーポイントコース」を選択できます、というのが売りのカードです。

 

 

楽天カードと基本スペックはほぼ同じ

楽天ANAマイレージクラブカードの年会費は初年度無料。

 

次年度以降も、年1回のクレジットカード決済を行うことで年会費540円(税込)が無料になります。カードの国際ブランドは、MasterCard、JCB、Visaの3種類。色はシルバー、ピンクの2色から選択できます。その他に、楽天ポイントカードの機能と、ANAマイレージクラブ会員カードの機能、電子マネーとして楽天Edyが搭載されているので、1枚のカードで何役もこなすことができます。

 

楽天市場での買い物の際はポイントが常時4倍(楽天市場利用ポイント1%+楽天カード利用通常ポイント1%+楽天カード利用特典ポイント2%)となるので、楽天市場でよく買い物をされる場合はお得です。しかしこのカード還元率と特典は、年会費がかかる(年会費を無料化するハードルは低いですが)以外は従来の楽天カードと同じです。あえて楽天ANAマイレージクラブカードを選択する理由にはなりません。

 

 

楽天ANAマイレージクラブカードと楽天カードの2枚持ちは可能?

では、楽天カードを所有している方が、新たに楽天ANAマイレージクラブカードを申し込むことはできるのでしょうか?

楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカードの2枚持ちはできません。

楽天カードは切り替えという形になり、新たに楽天ANAマイレージクラブカードが発行されます。そもそも楽天ANAマイレージクラブカードは楽天カードの機能をすべて持つカードであり、2枚持ちする意味は全くありません。

 

楽天ANAマイレージクラブカードとANAカードの2枚持ちは可能?

ANAカードはANAと提携したクレジットカード会社(三井住友VISA、JCB、アメックス、ダイナースクラブ)が発行するクレジットカードです。楽天カードとは全く関係は無く、ANAカードと楽天ANAマイレージクラブカードの2枚持ちは可能です。

 

ANAマイレージクラブ会員番号はどうなるのでしょうか?

ANAマイレージクラブ会員番号は、ANAカードを発行するたびに新しい番号が与えられます。新しい会員番号と古い会員番号は関連付けることができ、どの会員番号をメインに選ぶのかを選択できます。入会の際に現在のANAマイレージクラブ会員番号を入力できるので、会員情報は自動的に統合できます。発行後に統合することもできます。

 

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楽天カードとANAカードの2枚持ちを推奨

楽天ANAマイレージクラブカードはマイルがあまり貯まらないカード

マイルを貯めたい陸マイラーの視点から考えると、楽天ANAマイレージクラブカードを選択する理由は全くありません。

 

楽天スーパーポイントを貯めても、ANAマイルに交換すると1/2になってしまいますので、実質200円(税込)でANA1マイル。マイル還元率は0.5%です。ANAマイルコースでは200円(税込)で1マイルしか貯まりませんので、マイル還元率で言うとやはり0.5%。一般のANAカードでは1%還元(カード年会費とマイル移行手数料が別途必要ですが)ですからその半分になってしまいます。

また楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAカードの特長である、ANA搭乗時のボーナスマイルや、ANA FESTA(空港のお店)での割引、ANAカードマイルプラス店舗でマイルが増量されるサービスなどを受けることはできません。

 

実質年会費無料でANAマイルが貯まるクレジットカードが欲しい!という人と、財布に何枚もカードがあるのが気に入らない!という人以外には全く向かないカードです。

 

楽天ANAマイレージクラブカードを発行する場合も、ANAカードは別に発行・所有し、もう1枚別に楽天ANAマイレージクラブカードを持つ、2枚持ちを推奨します。

 

 

楽天スーパーポイントとANAマイルが同時に貯まれば

これが、楽天スーパーポイントとANAマイルが同時に、100円(税込)ごとに1ポイント+0.5マイル貯まるカードだったら価値はあったのかもしれません。もっともそんなにポイントを発行したらカード会社の持ち出しが大きくなりすぎますね。

 

よく見ると、こんな記載がありました。

 

ANAマイルコースをご選択の会員様は、楽天ANAマイレージクラブカードでご利用いただいた楽天カードご利用通常ポイント2ポイントを1マイルとして、ANAマイルに自動交換を行い、ご利用月の翌月15日頃までに、ANAマイレージクラブのマイル口座に進呈いたします。

 

つまり、楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードにANAマイル自動交換機能が付いたカード、ということになります。

 

あー、これだったらいらない。

 

楽天でのお買い物は、楽天カードを利用して楽天スーパーポイントを貯めて、マイルが必要な時はANAマイルに自分で交換します。

 

 

と思っていたら、楽天ANAマイレージクラブカードのメリットが出てきました

ここまで散々、楽天ANAマイレージクラブカードのことをこき下ろしていましたが、2016年9月から楽天スーパーポイントとANAマイル交換のルールが変更となり、なんと楽天ANAマイレージクラブカードのメリットが出てきました。

 

楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換は、

  • 1か月の交換上限は20,000ポイント/月
  • 1回の交換上限は1,000ポイント/回
  • 24時間に1回交換可能

という条件が付いてしまったのです。

 

楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換は1回1,000ポイントまで(ANA 500マイル相当)、さらにひと月に20,000ポイント(ANA 10,000マイル相当)の上限が設定されました。20,000ポイント貯めることはなかなか無いと思いますが、20,000ポイント交換しようと思うと、20日間にわたり、20回も交換申請をしなければいけないことに。これは面倒です。

 

交換申請のデメリットを考えると、楽天スーパーポイントの自動交換機能がついた楽天ANAマイレージクラブカードに、ちょっとだけ利点が出てきましたね。

 

 

 

まとめ

楽天ANAマイレージクラブカードは、なんだか面白そう、と思わせるカードでしたが、スペックは残念なカードでした。

 

楽天カードで楽天スーパーポイントを貯める場合と、ANAマイル還元率は変わらないので、あえて楽天ANAマイレージクラブカードを選択する必要はありません。ただし、楽天スーパーポイントを買い物で利用するつもりがなく、ANAマイルへの交換申請が面倒!という方には最適なカードです。

 

大量にマイルを貯めたいのであれば、楽天ANAマイレージクラブカードの利用ではなく、ポイントサイトをフルに活用しましょう。

 

参考 自分でも驚くほどマイルが貯まる方法とは?

 

 

 

コメント

  1. 新屋敷友明 より:

    プリペイドカードのVISAは申請したいですけど出来ますか?
    ANA楽天は持ってます。

    • あなすい より:

      新屋敷さん、こんにちは。

      ”プリペイドカードのVISA”とはANA VISAプリペイドカードのことでよろしいでしょうか?
      ANA VISAプリペイドカードはクレジットカードでは無く、学生や子どもでも持てることを売りにしています。また発行母体は三井住友VISAカードですので、楽天カードとは全く関係がありません。

      どちらのカードも申請すれば各社の基準で審査されますので、特に問題が無ければ発行されると思います。

  2. Bear より:

    私はキャンペーン内容を誤認して切り替えてしまいました。
    ANAマイルへの交換の改悪はそれだけではなく、24時間に1回しか交換できなくなっているので、1ヶ月上限20000ポイント(10000マイル分)の交換に20日かけて申請する必要があります。
    楽天カードは私のメインカードではないので自動交換されるポイントは大きくはありませんが、交換枠がその分だけでも増えることと、手間が減ることをメリットとしてとらえるしかないですね。
    今まで楽天ポイントはほとんどANAマイルへの交換原資としてしか使っていなかったので
    、ここまで改悪されると非常に困惑しています。

    • あなすい より:

      Bearさん、こんにちは。

      楽天ポイントのまま利用するのか、ANAマイルへの交換原資として捉えるのか、によって考え方や感じ方が変わりますね。ANAマイル交換派としては手間が増えるだけなので楽天ポイントを一生懸命貯めるメリットはありませんね。

      最近は楽天ポイントは、楽天ふるさと納税で使用するようにしています。こうすると1ポイント=1円で利用できて、確定申告すれば返金されるのでお得ですよ。