APS-Cサイズのミラーレス一眼レフカメラ、SONY α6400(ILCE-6400)を購入しました。
一眼レフはNIKON一筋の私ですが、なぜSONY製品を購入したのか?α6400を実際に使用したレビュー、作例などをお伝えしたいと思います。
SONY α6400(ILCE-6400)を購入した理由
ポイントを利用したかった
SONY α6400(ILCE-6400)を購入した理由はと言いますと、一番は期間・用途限定dポイントが余っていた、ということになります。
いや、ほんとに期間・用途限定なだけにdポイントの使い道が無くて困っていたんです。以前ならジョーシンでAmazonギフト券購入に使えたんですけど、さすがに制限されてしまったんですね。ギフト券購入に利用できないとなると、docomoユーザーでも無い私は困ってしまいました。高島屋でちょいちょいお買い物に使ってみたりもしたんですが、そんなに欲しいものも無くて。
そこで白羽の矢が立ったのが、SONYストアでのお買い物に期間・用途限定dポイントを利用してしまえ、ということになったんです。
ちなみにdポイントが余っている理由はこちら。キャンペーンをうまく利用すると、ポイントってどんどん増えるんです。
SONYストアで期間・用途限定dポイントを利用
SONYストアでは期間・用途限定dポイントも利用できます。
SONYのデジカメと言えば、フルサイズミラーレスで世の中を席巻しているαシリーズや、とがった性能で人気のコンデジ、サイバーショットシリーズがあります。
余っていた期間・用途限定dポイントは約65,000ポイント。ポイントだけで購入できるカメラは性能がイマイチなので食指が動きません。サイバーショットシリーズもRX100VIやRX100Vは10万円越えになり、それなら新しく発売されたAPS-Cサイズのミラーレス一眼レフカメラ、α6400も10万円強で購入できます。
散々悩みましたが、レンズ交換もできるαシリーズを一度使ってみよう、という結論に至りました。所有しているdポイントとの差があるので、持ち出しが発生しますが、キャッシュバックキャンペーン等の利用で何とかなるかな、みたいな。
ここでちょっと落とし穴。SONYストアでdポイントを利用しようとすると、10万円以下の商品しか購入できません。α6400は10万円越えなので、d払いでは清算できないのです。困った。
しかしちゃんと回避策がありました。ソニーストアお買い物券 COUPON-1000(1000円分)をd払いで購入し、α6400購入時にお買い物券を利用すればいいのです。COUPON-1000は一度に20枚(20,000円分)しか購入できないので、4回に分けて65,000円分購入しました。
晴れてα6400の購入に成功。
α6400の価格は本体のみで109,880円。
SONYストアでは会員登録すると、10%割引券がもらえます。さらに長期保証が無料になるクーポンなども配布されており、クーポン利用に加えてお買い物券も使って、51,847円の支払いになりました。
α6400発売を記念したキャッシュバックキャンペーンで15,000円戻ってくるので、実質36,847円の支払い。さらに使わなくなったNIKONのカメラ、レンズを売却して4万円ほどの収入があったので、実質無料でα6400を手に入れた計算になりました(自分の中で)。
αシリーズの瞳AFを使ってみたかった
一応、カメラを選ぶにあたってαシリーズを選択した理由もちゃんとあります。評判の瞳AFを利用してみたかったんですね。現在主力で使用しているNIKON D850も顔認識はしてくれますし、NIKONの新しいフルサイズミラーレス一眼 Zシリーズも瞳AFに対応。でもSONYの方が技術導入は圧倒的に早かったですし、その後のブラッシュアップも進んでいるとの評価。これは是非一度体験してみないと、と思ったんですね。
SONY α6400(ILCE-6400) レビュー
α6400外観
注文した翌々日にα6400が届きました。
APS-Cサイズのミラーレス一眼レフカメラは初めて購入しましたが、小さいですね。サブで利用しているFujifilmのX70と比べてみましたが、一回り大きいだけでほとんど変わりません。
α6400はレンズ交換ができるので、使用するレンズによってサイズ感は大きく変化しますが、購入したキットレンズであればほとんど同じくらいです。X70も撮影画素はAPS-Cサイズで、レンズは18.5mm(35mm換算で28mm相当)、F2.8の単焦点レンズなので写りはかなりいいですよ。
私、ポイントを利用してカメラを購入するのが大好きなようです。
α6400の背面はこんな感じ。
おおよそ、感覚的に使用できる感じですが、AELの使い方がよくわかりません。メーカーが違うと戸惑う点がいくつかありますね。
ちょっと困ったのがファインダーの位置が左にある点。私の利き目は左眼なので、左目でファインダーをのぞくと右目は使えないんですよね。航空機撮影などで両目で見ながら撮影するスタイルの方は一度試してから購入した方がいいですね。そういう意味ではファインダーが飛び出た位置にあるフルサイズ一眼レフカメラは右眼、左眼、どちらでも使えるようになっています。
もう一点はやはりEVFが見にくいこと。α7もそうなんですが、あのファインダーには慣れません。その点NIKONのZシリーズは同じEVFでも見やすく感じました。決してNIKONの信者だからでは無いですよ。
結局ファインダーを使わずに背面液晶を見ながら撮影していますが、明るいところでは撮影しにくいです。
α6400キットレンズ
ミラーレス一眼レフカメラ、αシリーズの購入は初めてなので、当然ながらレンズは1本もありません。カメラ本体だけ購入しても撮影ができないので、キットレンズがセットになったα6400を購入しました。
α6400のレンズセットは3種類あります。
- パワーズームレンズキット(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
- ダブルズームレンズキット(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS/E 55-210mm F4.5-6.3 OSS)
- 高倍率ズームレンズキット(E 18-135mm F3.5-5.6 OSS)
価格はパワーズームレンズキットが本体のみに比べて1万円アップ、ダブルズームレンズキットが3万円アップ、高倍率ズームレンズキットが4万円アップになります。できるだけ安い方がいいのと、レンズが欲しくなったら結局キットレンズでは満足できなくなることが分かっていたので、パワーズームレンズキットを購入しました。
α6400+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSを上から見るとこうなります。
レンズ自体がコンパクトなので、ほとんど張り出しがありません。
パワーズームレンズとは何ぞや?と思っていましたが、レンズの焦点距離を手動だけではなく、電動でも動かせるようになっているんですね。コンデジから移行しても馴染みやすいように、との配慮でしょうか?ズームを動かすスイッチがレンズの横にあるので、結局手で回してしまってしますが壊れないかな?
パワーズームレンズは焦点距離16mmから50mm(35㎜換算で24mmから75mm)の画角で、明るさ(F値)は3.5から5.6のいわゆる標準ズームレンズど真ん中の仕様。24-75mmというと、大三元レンズの標準ズームとほぼ同じ画角です。何よりコンパクトなのがいいですね。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは約1kgありますから、D850につけるとほぼ2kg近い重量になります。慣れましたけどね。
設定などは使いながら慣れていくしかないですが、デジカメは設定できる機能がかなり多いので、覚えるのが大変です。
α6400+パワーズームレンズキット(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)で撮影してみた
作例、なんて言うのはおこがましい(笑)ので、こんな感じで撮れますよ、というのを感じていただけるといいかなと。
(50mm f/5.6 ISO100 1/500秒)
近くの公園で菜の花と蝶を狙いました。望遠側ですが近づいても逃げなかったがラッキー。蝶のストロー状の口もしっかりと写っています。
(16mm f/5.6 ISO100 1/640秒)
広角端での1枚。ゆがみも少なく、いい写りだと思います。端の方の解像感はさすがに若干落ちます。
(16mm f/5.6 ISO100 1/800秒)
こちらも広角端で撮影。ビルに反射する雲もきれいに写っています。やはり少し絞るといいですね。開放だとちょっと眠たい感じがしました。
(50mm f/5.6 ISO2000 1/80秒)
夜間、ISO感度を上げて撮影しました。ISO感度が上がってもこのぐらいならざらつきもほとんど出ません。
瞳AFはどうなの?
評価できるほどは撮影していませんが、家族を撮影してみるとばっちり瞳を認識しています。これは便利な機能だと感じました。撮影した写真を見て、おぉー!とか、すごい!とかまではまだなりませんが、今後撮影を重ねていけば瞳AFのすごさも分かってくるのかな?
α6400で飛行機撮影はできる?
望遠レンズを持っていないので、あくまでも標準レンズで試した限りですが、空を飛ぶ飛行機をAFが追いかけて行ってくれます。この印象だと望遠レンズを使用して撮影すれば、AFがかなりいい感じで飛行機を捉えてくれるのではないかな?と期待できます。
SEL70300Gがひとケタ万円なら買うのにな~、という感じです。15万円は高いよね。
まとめ
α6400を購入していいな、と思ったのは軽さ。首から下げてぶらぶらしても疲れません、首も肩も痛くなりません。
カメラ技術の進歩は、より美しく撮影できるようになり、機材はより軽くする方向に動いています。その恩恵を一番に受けられるカメラではないかと思います。
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