見せてもらおうか、Nikonの新一眼レフの性能とやらを。
全額ポイント支払いで購入したNikon D850。さっそく千里川土手で撮影を行いました。
結論は、やっぱD850すげー!です。
大阪伊丹空港の飛行機ウォッチングスポット・千里川土手
千里川は、大阪伊丹空港滑走路の南東端を流れる河川。その土手からは伊丹空港に着陸する航空機を間近に見ることができます。まさに頭上を通過する航空機は大迫力。初めて訪れたときは、おぉー、と声を上げてしまうほどでした。
場所はここ。GoogleのCMで一躍有名になりましたね。
千里川土手に一番近い駐車場
千里川土手は、もともと近隣に駐車場もなく、バス路線も無いことから非常にアクセスの難しい場所でした。駅からも遠いし、空港ビルから歩いたら数キロ歩くことになります。しかし最近、土手近くに相次いでコインパーキングがオープン。車があればすぐにたどり着ける場所になりました。
今回は土手の南側にある”オリックスパーキングスポット千里川土手”を利用しました。コインパーキングの名称に”土手”って入ってるのはここぐらいじゃないでしょうか?
場所は上のGoogle Mapにも出ていますね。千里川土手の南側(地図でいう下側)です。
駐車スペースは結構広く、50台くらい止めることができるでしょうか。1台当たりの駐車スペースは若干狭いので、大型車の横は止めにくいかも。
料金はこちら。7:00-21:00は20分ごとに100円、21:00-7:00の夜間は60分ごとに100円。24時間の最大料金は600円です。伊丹空港は夜間発着がありませんので、昼間時間帯に利用することになります。2時間以上止める場合は600円になりますね。
千里川土手付近にはこの外にも、タイムズ駐車場が土手の北西側にあります。タイムズ駐車場の方が先にできたのですが、滑走路延長線上の千里川土手に一番近いのはオリックスパーキングスポット千里川土手です。
オリックスパーキングスポット千里川土手を出て、左へ進むと数分でコンビニもあります。
千里川土手で飛行機を撮影しよう
千里川土手へは右側へ進みます。ほんの少し(1,2分)進むと橋が見えます。
橋の手前を右に行っても、橋を渡ってから右へ行っても、どちらでもOKです。手前を行けば、柵が少し低いので、写真は撮影しやすいです。ただし、滑走路端からは川を挟む分遠くなります。橋の奥を行けば、滑走路すぐそばに出ます。写真を撮るときは高めの柵がちょっと邪魔になりますが、高い位置に立てばパスできます。
こちらは橋の手前の土手。このように頭上を航空機が通過していきます。小型機なのでA滑走路(32R)に着陸するため、まだ高度が下がりきっていません。そのためあまり迫力はありませんが…
D850は動画撮影の機能も向上しているとのこと。早速お試しで撮影してみました。飛行機の大きさを見誤って追い切れていないのはご勘弁。ファイルサイズは12秒で171MBでした。
アフターバーナーならぬ、通過後の風がすごいので、帽子や飛ばされやすいものには注意です。日差しを遮るところも無いので、今日のような暑い日はしんどいです。でも日傘は飛ばされます。
こーんな感じで飛行機が迫ってきます。そしてあっという間に頭上を通過。ちなみに写真の右端には伊丹空港を離陸して旋回している飛行機も写っています。
着陸!(別の飛行機です)。手前に写っている人たちは橋の奥側の土手にいます。
これから離陸する飛行機が滑走路(32エンド)へ移動。
さあ、行くでぇ!と言ってるかどうかは分かりませんが、離陸前のエンジン音が響き、滑走していきます。
ずっと居ても飽きませんね。日差しを遮るものが全くないので暑いけど。
D850の撮影はAF-Cで行いました。明るい晴天という好条件でしたが、ピントを大外しすることもなく、安心して撮影できました。重さはこれまで使用していたD800とほとんど変わらない印象。むしろ望遠レンズ自体が重たいので、本体の重さの多少の差は関係ないのかもしれません。
むしろ驚いたのは、光学ファインダーの見やすさ。離陸前の飛行機を狙っていると、滑走路向こう側を走っている車が見えるんです。これにはびっくりしました。
伊丹スカイパークに移動
千里川土手から5分ほど車を走らせると、伊丹スカイパークに到着します。ここは伊丹空港滑走路に沿うように整備されている公園。滑走路から離れる側は高くなっており、防音のために整備された様子がうかがえます。
滑走路真横に公園があるので、非常に近い距離で離着陸する飛行機を見ることができます。
公園には遊具もいろいろとあるので、ちびっ子たちを連れた親子連れが大勢います。子どもたちも迫力ある飛行機の離着陸に興奮していました。音がすごいので、そういうのが苦手な子は避けた方がいいですね。
着陸してきた機体。これは減速しているのでとらえやすいのですが、離陸する飛行機はカメラのファインダーを覗いていると、どうしても追い越されてしまうことが。腰の振りを強化しなければ。
ミニオンジェットも飛び立っていきました。USJをアピールするこちらの機体(JA248J)はとってもかわいいイラストです。
D850で感じたのは、D800と比較して低ISOで絞った設定になりやすいということ。それだけ新しいCMOSセンサーが優秀ということでしょうか。ただ、これだけ明るいシーンで流し撮りをしようとすると、絞りがF22になってしまい、さらに警告ランプが付くような状況に。D800ではこんなことは無かったのですが、たまたま天気が暗かっただけでしょうか?流し撮りをするためにはNDフィルターが必要ですね。
下手な作例で申し訳ないのですが、上記写真はシャッタースピード1/50、ISO64、F22です。
D850スローモーション動画で撮影してみた
D850の新しい動画撮影機能として、スローモーション動画機能があります。こちらも試してみました。途中で飛行機に追い抜かされていますが、気にしないでください(腰の振りが弱い!)。あと、水平取れていません。
スローモーション動画は音声は入らないので、音声はありません。
まとめ D850素晴らしい!
9月9日、半日で約500枚撮影したインプレッションを、主にこれまで使用していたD800との比較でしてみたいと思います。
グリップ :握りやすいです。AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRを取り付けた状態なら片手で持てます。プルプルしますが。
重さ :D800との違いは15g、誤差の範囲です。むしろデカいレンズを取り付けたら重いので、本体の重さは気になりません。
ファインダー :とても見やすいです。細かいところまでしっかりと見えるので、ピントも合わせやすいです。
チルト式モニター :便利です。動画撮影時はライブビューにする必要があるので、太陽光が反射しない角度に調節して撮影しました。
連射 :すごいです。D800と比較すると雲泥の差。D800はもっさりと連射していましたが、D850は連射してます!という感じがします。D5やD500と比べたら遅い、という意見もありますが、なんでも比較する対象によって印象は異なりますね。
内臓フラッシュが無いこと :もともとフラッシュを使用することがまず無いので、不便を感じません。飛行機撮影の時はフラッシュ厳禁です。
画素数 :D800との比較ではさほど差を感じません。むしろ、新しいCMOSセンサーや画像処理エンジンの差による、撮った写真の差がすごいと思います。
AFセンサー :単純に多いことはいいことです。飛行機を撮影するときは、ピントを右や左に寄せることがあるので、広範囲にAFセンサーがあれば、より撮影しやすくなります。
まだまだ使いこなせてはいませんが、D850は素晴らしいカメラでした。これからの写真撮影がさらに楽しくなりそうです。
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