おしゃれな旅のアイテム、グローブ・トロッターを購入・使用レビュー

グローブ・トロッター 旅行カバン

 

スーツケースは旅に欠かせない相棒。軽くて、丈夫で、連れて歩くのにおしゃれなのがいいですよね。グローブ・トロッターはそんな希望を全てかなえてくれるスーツケース。明日からでも旅に出たくなる、素敵なスーツケースと出会いました。

 

 

英国の歴史を感じる、グローブ・トロッター

グローブ・トロッターは1897年創業のスーツケースメーカー。ヴァルカン・ファイバーという紙を何重にも重ねて圧縮したものをボディに使用しています。紙ですがとても頑丈。工場で1トンもの圧力をかけても壊れなかったそうです。昔のカタログには象が足をかけてるイメージもありますが、それだけ丈夫ということ。

 

チャーチル首相やエリザベス女王も愛用したグローブ・トロッターは、今でも英国の工場でハンドメイドされており、大量生産できない、価値のあるスーツケースです。

 

 

持つものを満足させる、グローブ・トロッター

グローブ・トロッターはスーツケースとしては価格はかなり高い部類になります。しかし使い込むほどに味わいが出るグローブ・トロッターは、それだけ長い時間旅に連れて行くことができます。

 

5万円のスーツケースを10年ごとに買い替えるよりも、20万円のグローブ・トロッターを50年間使う方が経済的です。

 

今回購入したのはサファリシリーズの21インチ。色はコロニアル・ブラウン。ちょっと遠目には黒にも見える、とってもおしゃれなカラーです。

 

グローブ・トロッター

 

 

レザーコーナーとレザーストラップをあしらったデザインは、100年前から変わらない普遍性を持っています。

 

グローブ・トロッター

 

 

レザーは色を付けていないナチュラル・レザーを使用。使い込むほどに飴色に変化していくレザーは、コロニアル・ブラウンのボディとの見事な調和を見せてくれることでしょう。

 

グローブ・トロッター

 

日本は雨の多い国。紙でできているだけに雨は心配です。ヴァルカン・ファイバーのボディは特殊なコーティングがされているので雨は全く心配ありません。レザー部分は濡れたらふき取ってあげましょう。雨染みができてしまいます。

 

防水スプレーをかければどう?均一にかけることが出来るのなら良いですが、防水スプレー自体でムラができてしまうので、避けた方が良いでしょう。ちょっとした染みはレザーの色調が変化していく中で、気にならなくなり、味わいに変わっていきます。

 

 

 

旅に出たくなる、グローブ・トロッター

デザイン性に優れるグローブ・トロッターを手に、ふらっと旅に出たいもの。

 

グローブ・トロッターのハンドル部分は手になじむ形状。

 

グローブ・トロッター

ハンドル部分はスムーズに、2段階伸縮させることができます。

 

多くのスーツケースはデザイン性を優先してスーツケース内部にハンドル部分の収納があり、その分収納力が落ちてしまいます。しかしグローブ・トロッターはケースの外側に取り付けてあるため、スーツケースの底は平ら。とても使い勝手が良くなっています。

 

グローブ・トロッター

 

 

連れて歩く時に重要なもう一つのポイントはキャスター。残念ながらグローブ・トロッターのキャスターは全て2輪。4輪で自由自在に動かせる他のスーツケースと違い、武骨なまでにまっすぐあなたについてきます。

 

4輪にしない理由はグローブ・トロッターの扉の開き方にあります。

 

グローブ・トロッター

 

片開きにすることで、納めた荷物がバラバラにならないように扉の開け閉めができます。ぎゅうぎゅうにつめたスーツケースを閉めようとした時に、天井側になった荷物がばさばさっと落ちてきた経験ありませんか?そんな苦労とは無縁のグローブ・トロッターなのです。

 

 

グローブ・トロッター

 

家に連れて帰る時にアスファルトの道も転がしましたが、重厚感ある重たい音をさせながら付いてくる様子はまさに英国紳士。早朝、深夜の出発、帰宅もこれなら気になりません。

 

消耗品でもあるキャスターはもちろん、交換修理が可能。

 

 

アメリカの都合は気にしない

スーツケースの鍵は、アメリカ合衆国の方針で検査官が随時中を調べられるよう、TSAロックに対応したものが主流です。しかしグローブ・トロッターの鍵はそんなことはお構いなし。以前と変わらぬ開閉方法をとっています。

 

グローブ・トロッター

 

 

丸いつまみを外側(画像左向き)にスライドさせることで開く鍵。

 

グローブ・トロッター

 

ダイヤルを回しておくとロックがかかるので、勝手に開いてしまうのを防止できます。

 

開け方を知らないアメリカの検査官に鍵を壊されてしまったケースもあるようですが、そんなことは気にもかけない、グローブ・トロッターの良さです。

 

 

旅をしない人は、その最初の1ページ目しか知らない

 

紙袋まで素敵なグローブ・トロッター。

 

グローブ・トロッター

 

 

中身はオーナーズ ハンドブック。

 

グローブ・トロッター

 

 

“Your Adventure begins” まさに冒険の始まりです。

 

グローブ・トロッター

 

各国語で書かれたオーナーズ ハンドブックの1ページ目は、

 

「世界は一冊の本である。旅をしない人は、その最初の1ページしか知らない。」

 

しびれます。

 

 

実際にグローブ・トロッター サファリ21インチを連れて出てみた

1泊もしないのに、わざわざグローブ・トロッター サファリ21インチを連れてお出かけしてみました。

 

グローブ・トロッター サファリ21インチ

 

早朝の静まり返った街中を行くグローブ・トロッター。キャスターが奏でる音は重厚で、静か。誰かを起こしてしまうことは無いでしょう。アスファルトの道をキャラキャラ行くスーツケースは興ざめです。

 

2輪のグローブ・トロッターは不便かというとそれほどでもありません。後ろを付いてくる足取りはあくまでも軽やか。ふらつくこともなく、しっかりとした歩みです。駅の自動改札機を通り過ぎるときは縦にして通れる4輪の方が便利ですが、その程度。電車内で立てて置いても転がっていくことはありません。

 

21インチは国内線では機内持ち込みできないとお店で言われました。国内線搭乗で機内へ持ち込みたい場合は18インチを購入しましょう。ただ18インチだとグローブ・トロッターのアイコンであるレザーストラップが付いていないんですよね。なのであくまで21インチ。レザーストラップは開け閉めするのにいちいち面倒な面もありますが、鍵が壊れてもカバンが開く心配はありませんし、何よりかっこいいじゃないですか。

 

感心したのはハンドルの伸縮のしやすさ。たたむときもスムーズ、伸ばす時もスムーズ。エスカレーターの乗り降りでも、流れをさえぎることなく移動できます。

 

旅の相棒に選んでよかった、そう強く感じた日帰り旅でした。

 

グローブ・トロッター

 

 

グローブ・トロッター サイズ(インチ)と容量(L・リットル)の関係

グローブ・トロッターはケースのの大きさをインチで表記しています。インチだと容量が何リットルなのか分からないですよね。他のスーツケースは容量(リットル)表記なので、比較も難しいし。一体何リットルなんだろう?と思って調べてみました。公式サイトにちゃんと書いてありましたけどね。

 

サファリシリーズのトロリーケースとセンテナリーシリーズのトロリーケースの一覧です。

 

サイズ 重さ 容量 大きさ(cm) 3辺の和(cm)
18インチ 3.6kg 約28L 45×35×18 98cm
21インチ 4.2kg 約35L 54×39×18 111cm
26インチ 5.2kg 約52L 65×37×22 124cm
30インチ 5.2kg 約80L 75×44×24 143cm
33インチ 6.0㎏ 約100L 83×47×26 156cm

 

ANAとJALの場合、国内線機内に持ち込める手荷物の大きさは、100席以上の場合は3辺の和が115cm(55×40×25cm)以内、100席未満の場合は3辺の和が100㎝(45×35×20)以内に収まるサイズで、重さは10kg以内となります。RIMOWAなら32Lまでが機内持ち込み可能なサイズです。

 

あれ?グローブ・トロッターの21インチでもサイズからすると国内線機内に持ち込めそうですね。ただし、頭上の手荷物入れに入れるには結構かさばるサイズですので、預け入れてしまうのが無難かと思います。

 

 

グローブ・トロッターに汚れが目立つようになりました

何度か連れ出しているうちに、かなり汚れが目立つようになってきました。特に一度、荷物の積み下ろしの際に雨が降っていたようで、引き取ったスーツケースはドロドロ。旅先だったもので、ふき取ることも難しく、そのままになってしまったのですが、時間が経つに従って、汚れが落ち着いた風合いに変わってきました。

 

グローブ・トロッター

 

かなり目立ちますね。最初がきれいなベージュ色だっただけに、余計です。

 

グローブ・トロッター

 

隅もこんな具合で、傷がついています。

 

もちろん、できるだけきれいな状態を保ちたいのですが、スーツケースは使ってなんぼ、でもあります。できるだけお手入れしながら、大切に使いたいですね。

 

 

まとめ

グローブ・トロッターを手に、世界を旅する自分を想像して、ちょっとにやけてしまいました。持つものを満足させるスーツケース、グローブ・トロッター。

 

グローブ・トロッターを持ち歩くために、旅に出たくなる、そんな鞄です。

 

 

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