魚眼レンズは魚の目のように、自分の周囲をかなり広範囲に撮影できるレンズです。広範囲が写る分、ゆがみもすごいのですが実際の風景とは違って見えるので、それはそれで面白い。以前から欲しいなと思っていた魚眼レンズを買っちゃいました。
SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeを購入するまで
SAMYANG(サムヤン)は韓国のレンズメーカーです。カメラといえば日本企業の独断場みたいなものがありますよね。私の使用しているNIKONをはじめ、Canon、PENTAX、Sony、Fujifilm、、、
SAMYANGのレンズはすべてMF(マニュアルフォーカス)なので同等のAF(オートフォーカス)レンズに比べて安く、それでいて写りはいいという噂は聞いていたのですが、韓国製ってどうなのよと思っていたんですよ。SAMYANGの新しい単焦点レンズが出るというニュースを見て、そこからいろいろ検索してみるとだんだん「SAMYANG、いいじゃん」ってなってきたんですね。さらに魚眼レンズも作ってるんです。しかも他のレンズに比べると安いし。で、最終的にはこちらの2つの記事に背中を押されまして、
Map Cameraさんで購入いたしました。Amazonは品切れで入荷未定ってなってるし、他のカメラショップではそもそも取扱いが無いみたいなんです。Map Cameraさん、記事を書いた甲斐がありましたよ、レンズお買い上げです。Map Cameraさんは初めて利用しましたけど、すごいですね。注文した翌日には届きました。
SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeを開封
届いた商品がこちら。箱がでかい。他のレンズの箱ってもっと細長いんですが、SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeは箱が寸胴です。
早速開けてみます。
中にはレンズとレンズを入れる袋が入っています。なんだか手縫い風の袋。
ふむ、レンズキャップが大きいですね。レンズ先端を覆いかぶせるような形をしています。独特の形状です。
魚眼レンズですから、レンズ先端が球形になっています。花形フードは最初から装着されていて、基本外すことはありません。レンズ先端を傷つけにくいようにできています。
SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeで試写
レンズを購入したらどこでもいいから写したくなりますよね。ちょうど出かける機会があったので、先発として連れて行きました。
空港を撮影
絶賛改装中の大阪空港ターミナルビル。画面の端に行くほど歪んでみえます。何枚か撮影しているとオートで撮るとどうも暗いんですよね。シャッタースピードを遅くしても同じ。何か設定が悪いのかもしれませんが、分からないので露出をプラス0.7ぐらいに補正して撮影しました。
魚眼レンズは風景を撮影するのもいいですが、建物内で撮影するのが最高に楽しいですね。カメラを構えて向きをあちこち変えると、ありえないような動きで風景が変わるんです。そのまま移動すると酔っちゃう感じがします。おもしろい!
機内で撮影
窓の外の風景は撮りにくいです。レンズを窓に密着できず、機内が必ず入り込みます。
逆に窓ごと撮っちゃえばいいんだ、と気づきました。他のレンズでは撮れない写真です。
東京国際フォーラムで撮影
建物といえば東京国際フォーラム(じゃないですか?)。特にガラス棟。
船のような形が独特。初めて訪れたときは圧倒されました。意味もなく空中の渡り廊下を行ったり来たりした記憶も(笑)。
天井と両側の壁が写り込む、魚眼レンズの本領発揮です。もともと緩いカーブを描いている建物だけに、魚眼レンズのゆがみが加わるとさらにおもしろくなります。
海外からの観光客が大勢来てました。以前は見かけなかった光景です。
他にも、カメラを構えた方がちらほら。やはり東京国際フォーラムは被写体として最高ですよね。
魚眼レンズじゃないと撮れない風景です。
飛行機撮影には使える?
せっかく空港に来たので、飛行機撮影にSAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeが使えるのか試してみました。
羽田空港展望デッキにはこのように金網が張られています。このままでは邪魔で撮影できません。他のレンズなら隙間にレンズ先端を入れることができるのですが、花形フードが引っかかるので入りません。でもちょっと工夫して斜めに入れると入りました。
こんな感じに。一度に複数の飛行機が入って面白いですが、それだけですね。飛行機撮影にはあまり向かないレンズかも。
まとめ
初めてのマニュアルレンズ。ピント合わせできるかな?と不安もありましたが、SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS Fisheyeならピント合わせも楽々。「広く浅くときどき深く」のゆーせーさんも書かれていますが、何ならピントを無限遠にしておくと、ちゃんと写っています。
ちょっと面白い写真を撮りたいな~という時に連れ出すと、とっても楽しく過ごせるレンズです。
Kasyapaの写真を見ると、私はもうちょっと絞って撮影した方がいいのかな?
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