マイルを使うなら特典航空券に交換するのが一番です。いろんなポイントを貯めてわざわざマイルに交換する理由は、マイルで特典航空券を予約することでポイント・マイルの価値が上がるからです。
特典航空券は人気路線だと予約開始とともに争奪戦になってしまいますが、多頻度運航路線ではそうでもありません。北海道や沖縄へ行くのもいいですが、取りやすい路線で確実に特典航空券を押さえるのも悪くは無いですよ。
ANA国内線特典航空券予約の方法
ANA SKY WEBで特典航空券を予約
ANA国内線特典航空券予約ならANA SKY WEBから行うのが手軽かつ便利です。PC版で解説します。まずはANAサイトへ。トップページで”ANAマイレージクラブ”をクリック。
左側の特典航空券から”ANA国内線”を選択します。ANA国内線特典航空券が開くので、特典航空券予約をクリックします。特典航空券予約後に予約確認等を行いたい場合もここから予約確認・変更をクリックすれば可能です。
特典航空券予約画面に変わります。ANAでは国内線特典航空券の場合、往復以外にも片道や2区間(大阪ー東京ー女満別など)での予約が可能です。
今回は多頻度区間No.1の羽田-伊丹線を予約します。出発地は大阪全てまたは大阪(伊丹)を選択。到着地は東京(羽田)を選択しました。検索方法は搭乗日が決まっているので”指定日から7日間”を選択します。特典カレンダーは空席のある日程を検索するのに便利です。このように余裕がある日は青、まだ空席がある日は緑、空席の無い日は赤で表示されます。羽田線に比べて成田線は運航本数が少ないので、赤い表示が増えますね。
今回は伊丹-羽田の往復旅程ですので、かなり余裕を持って予約できます。満席の便もありますが、ほとんどは”空席あり”表示です。私ひとりの座席を予約するだけなので、選び放題です。
希望の便を選択したら画面下へスクロール。復路便を選択します。
復路も空席の方が多いですね。伊丹-羽田は1時間に1本フライトがあるので、特典航空券にも余裕があるのと、どうせマイルを使うならもっと他のところへ行きたい!という方が多いのでほとんど争奪戦にならない、という事情もありそうです。浅草で天ぷらそばをいただいたり、大阪へたこ焼きを食べに行ったり、使い道はいろいろありそうなんですけどね。
復路も希望の便をチェック、画面をスクロールさせて一番下、”確認画面へ”をクリックです。
特典航空券交換に必要なマイル数
旅程の確認画面が出てきます。東京へ行って帰ってくるだけの単純往復。ANAの特典航空券はシーズンによって必要マイル数が変化します。今回は標準的なレギュラーシーズンのため、東京大阪間往復で12,000マイル必要です。
同じ旅程を特割運賃で予約すると最安値は21,780円でした。旅割運賃ならもっと安く予約できたと思いますが、1か月を切っての予約ですのでその選択はできません。1マイルあたりで換算すると1マイル=1.815円となり、マイルの価値を計算するのによく利用する1マイル=2円を割ってしまいました。1マイルの価値を高めて利用したい陸マイラーには人気の無い路線ですね。
少しでもマイルを貯めたい場合は、ANA SKYコインに交換して航空券を予約する手もあります。ANA SKYコインに交換して同じ旅程を予約する場合は20,000マイル必要です。マイルからANA SKYコインへの交換では、ANAカードの有無や上級会員資格の有無で交換後にもらえるSKYコインの数量が変わります。もっとも少ないANAマイレージクラブ一般会員の場合では24,000 SKYコインとなり、2,220SKYコインが余る計算です。特割運賃で大阪東京間をフライトすると、片道280マイル、往復560マイル貯まります。
この後は、搭乗者を選択・登録して次の画面へ。連絡先を入力、今回使用するマイルを選択します。私は家族と一緒にANAカードファミリーマイルに登録しているので、家族のマイルも合わせて利用できます。
では、12,000マイルを使用してANA国内線特典航空券を予約しましょう。
申込内容の最終確認です。予約と同時に所有マイルは減らされます。特典航空券は1区間でも利用すると取り消し、払い戻しはできません。払い戻しする場合は手数料として1名ごとに3,000マイル必要です。取り消し手数料が結構するので、予約の際には日時の間違いが無いかなど、しっかり確認しましょう。
事前座席指定はどこを選ぶ?
これで予約完了です。事前に座席を指定しておくと、当日空港でskipサービスを利用できます。skipサービスを利用すると、チェックイン手続きをせずに直接保安検査場へ行くことができます(預け入れ荷物がある場合は先に預け入れが必要)。とても便利なので、座席指定までしておきましょう。
往復それぞれ座席指定を行います。あとで変更も可能です。
飛行機の座席指定はどこを選ぶか、結構悩みますよね。できれば窓側で景色を眺めたいのですが、そうすると座席への出入りがしにくくなります。通路側は誰にも気兼ねすることなくトイレへ立てますが、通路を通る人が気になります。窓側を指定出来て隣に誰も座らないというのが一番ですが、そううまくいくかは分かりません。何より窓側から座席指定が埋まっていきますから、指定できない場合もあります。
今回はというと、うーん、窓側はいっぱいでした。仕方が無いので通路側。3人席の真ん中とか何をしたいのか分からない席は最悪ですから。
帰りの便は、ラッキー。窓側が空いていました。しかもまだ隣の席も埋まっていません。このまま埋まらなければいいな、なんて思いつつ座席指定を完了。
昔は飛行機のバランスを考えて座席指定を航空会社が行っていたようですが、今は搭乗客が自由に座席を選べるのでいいですね。ツアー利用では座席指定ができないので、航空機搭乗の際はできるだけ自分で航空券手配をしたいと思っています。
ANAから使用機材変更のお知らせ
あとは搭乗日を待つだけ~、なんて思っていたらANAからメールが届きました。どうやら当日乗る飛行機の種類が変更になったようです。
えーと、帰りの便の飛行機が変わったようです。機材とは飛行機の種類の事。ボーイング777とか、ボーイング787といった種類を機材と言います。同じボーイング777でも座席数が異なるタイプに変わった場合も”機材変更”になります。
機材が変更になると、座席が全く違う位置になってしまっていることがあるので要注意です。予約内容の確認を行うと、”便もしくは座席変更有”となっています。便の変更は無いので座席変更がありそうです。
確認してみると、復路便の座席番号が赤字になっています。ん?でもよく見ると35Kなのでそのままですね。機材は変更になりましたが、座席は変わらず窓側席が確保されていました。
ANA国内線特典航空券と言っても、予約してしまったら一般の航空券と同じ扱いですから、機材変更等の影響を受ける場合もあります。お知らせメールが来たらしっかりとチェックしておきましょう。
まとめ
ANA国内線特典航空券はネットの予約が便利です。
ANA国内線特典航空券は短距離より長距離の方が1マイルの価値は上がりますが、人気路線の予約は争奪戦になります。
マイルは使ってこそ価値があります。取りやすい路線で予約するのも方法です。
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