LINE Payカードの入金でポイントを貯めることができることから、俄然注目度がアップした『ファミマTカード』。
年会費無料の普通のクレジットカードではありますが、ひとつ注意事項があります。それはファミマTカードはリボ払い専用カードであること。
リボ払いとは、毎月一定金額が入金され、残金には金利がかかる支払い方法のこと。つまりファミマTカードは普通に利用しているつもりでも知らない間に金利がかかってしまう、という恐ろしいカードでもあるのです。
しかし心配は無用です。支払い方法を変更してしまえばいいのです。
ファミマTカードの「ミニマム・ペイメント」とは?
ファミマTカードを申し込んだときに「ミニマム・ペイメント」という聞きなれない言葉が出てきたと思います。なにそれ?と無視してしまうと後で痛い目にあいます。
この「ミニマム・ペイメント」こそ、リボルビング払い(リボ払い)のことなのです。
仕組みはこうなっています。
ファミマTカードを利用すると締切日残高に応じて返済金が決定されます。その返済金額を超えた利用分については自動的に翌月に繰り越しされてしまいます。この繰り越し分に関しては年率17.95%もの金利がかかってくるのです。
ではこの返済金額を大きく設定すれば、と考えますがなんせ「ミニマム」です。毎月の支払いはほんの少しだけ、という設定がされており変更はできません。
締切日残高 | 返済金(月々のお支払い) |
1円~50,000円 | 3,000円 |
50,001円~100,000円 | 4,000円 |
100,001円~150,000円 | 6,000円 |
150,001円~200,000円 | 8,000円 |
200,001円~250,000円 | 10,000円 |
250,001円~400,000円 | 12,000円 |
400,001円以上は100,000円増すごとに支払い金額3,000円加算
どうですか?残高に比べて返済金の額が小さすぎると思いませんか?20万円の残高があっても、払い込むのはわずかに8,000円。残りの192,000円には金利がかかってきます。
このままではいつまで経っても返済することができません。クレジットカードを利用しているだけなのにローン地獄に陥ってしまうような感じです。
しかもカードを受け取った段階ではこの「ミニマム・ペイメント」に設定されているのです。
ファミマTカードの支払い方法を変更しよう!
ファミマTカードを受け取ったらまずは支払い方法の変更をしましょう。支払い方法は「ずっと全額支払い」です。
カードをともに送られてきたID、パスワードを利用してファミマTカードクレジットカード専用サイトにログインします。
ファミマTカードのサイトをみると、画面左上に「ずっと全額支払い」への変更ボタンが表示されていることになっています。しかし最初にログインした際にはこのボタンが表示されていません。
まずは引き落とし口座の設定をしましょう。ファミマTカードに申し込んだ際に、銀行口座の設定をしていないはずです(口座番号の入力箇所は無く、私はしていませんでした)。
各種登録変更から、WEBから引き落とし口座の登録変更をクリック。
かなり多くの金融機関口座が登録できます。WEBから手続きできない場合は、書類請求をしてください。
1週間ほどすると、ファミマTカード側では口座登録は完了しているようです。しかし「ずっと全額支払い」のボタンは出てきません。
なのでファミマTカードのサービスデスクへ電話してしまいましょう。
(画像はファミマTカードサイトから)
電話でオペレーターに「ずっと全額支払い」に変更したい、と伝えるだけです。登録した口座から締切日残高全額が引き落とされるようになります。これでようやく一般的なクレジットカードと同等の使い勝手になりました。
まとめ
クレジットカードの中にはリボ払い専用のカードがいくつかあります。多くは「リボ払い専用です」と記載されているのですが、ファミマTカードに関しては「ミニマム・ペイメント」と違う言い方をしているため、分かりにくくなっています。
ファミマTカードはお得なカードですから、その点を十分に理解した上で安心して利用したいものです。
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