JALは2016年5月10日より、グループ会社ジェイエアーにてエンブラル190型機(E190)の運航を開始します。小型機ではありますがJAL自慢のシート、クラスJを設置した新しい機体で快適な空の旅を提供する予定です。
E190より小さな、エンブラル170型機。
JAL、エンブラル190型機(E190)を導入
エンブラル190
ブラジルのエンブラル社が製造する、小型ジェット機。いわゆるリージョナルジェットに分類されます。座席数の違いから、エンブラエル170、エンブラエル175、エンブラエル190、エンブラエル195の4種類があり、これまでJALではエンブラル170を運航してきました。
今回導入するE190は、E170に比べて標準座席数で26席多く、少し多くの乗客を運ぶことができる機体です。
クラスJシートを導入
JALではE190を新たに導入するにあたり、前方にクラスJシートを設置しました。
クラスJシートは普通席にプラス1,000円で搭乗することができる、人気のシート。違いはシートだけで、国内線ファーストクラスのようにラウンジが利用できたり、機内で食事が提供されたりすることはありませんが、普通席に比べてかなり余裕のあるシートで快適に目的を目指すことができます。
この座席がプラス1,000円というのはお買い得、といつも思います。
E190座席配列
E190の座席配列は以下のようになります。
クラスJ15席、普通席80席の合計95席。E190の標準座席数よりも10席ほど少ない設定です。クラスJは2列と1列の3列配列。普通席なら4席並ぶところを余裕を持たせており、その分座席数は減少します。
あえてクラスJを設定
クラスJシートを導入するために減少する普通席は10席ほど。クラスJ15席すべて乗客が乗ったとしても増収分は1,000 × 15=15,000円です。普通席に10人搭乗すればもっと収入は増加します。
しかしあえてクラスJを設定することで、LCCを含めた他社に比較して余裕のある空間を提供することができ、新たな顧客を獲得できると見込んだものと思います。
プラス1,000円なら乗りたい、という方は多いでしょう。
また、クラスJ、普通席を含めた全席からユニバーサルPC電源にアクセスが可能。機上でのPC、スマホ充電も心配がありません。
導入は大阪・伊丹 ー 鹿児島間から
5月10日から大阪・伊丹 ー 鹿児島線に就航。7月からは同じく伊丹 ー 福岡、仙台便にも導入されます。
E170に比べて少し余裕のある機体を使用することで生まれた空間を、ちょっといい席で利用する。クラスJを持つJALならではの戦略です。
まとめ
大阪・伊丹からしか搭乗することはできませんが、機会があればE190のクラスJシート、乗ってみたいですね。
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