南海電鉄特急ラピートで関空と大阪なんばを快適に移動

特急ラピート 空港情報

 

南海電鉄は大阪市と和歌山県北部を結ぶ、関西私鉄の1社。ターミナル駅は大阪市のど真ん中ミナミにある、南海なんば駅です。難波と和歌山市間を走る南海本線から枝分かれする形で関西空港線が伸びており、関西空港となんばの間を特急ラピートが走っています。

 

ラピート号はその独特の先頭車両の形状で話題となった列車。普段は青い塗装ですが、ガンダムコラボとして走った際は、ネオジオン軍をイメージする赤い車体で注目を浴びました。

 

https://matome.naver.jp/odai/2140615379874923501

 

関西空港からの帰路に利用したラピートは、思いのほか快適な列車でした。

 

南海電鉄・特急ラピート

「ラピート」はドイツ語で「速い」を意味する単語で、名前の通り、大阪と関西空港を最短で結ぶことを目指して導入されました。

 

関西空港にはJR西日本も乗り入れており、特急はるか号が、京都・新大阪から関西空港を結んでいます。利便性からいうと乗り換えなしで京都まで行けるはるかの方に軍配が上がりますが、料金の安さと外国人観光客に人気のミナミにダイレクトで行けるという点でラピートも頑張っています。

 

運行開始当初はなんば駅と関西空港を30分ほどで結んでいましたが、利用客が低迷したため途中で止まる駅を増やしたため、現在は37分かかります。

 

特急ラピートのお得な運賃

ラピートの特急料金は、大人510円、小児260円です。特急券の他に乗車券も必要で、なんば駅と関西空港間を移動すると乗車券大人920円(小児460円)を加えて、1,430円(小児720円)かかります。

 

関空特割 ラピートきっぷ

関空特割ラピートきっぷ

 

「関空特割 ラピートきっぷ」を利用すると、なんば・新今宮・天下茶屋・住吉大社・堺の各駅と関西空港駅の区間を、大人1,270円(小児640円)で利用できます。通常なら1,430円なので、160円お得になります。

 

発売期間は2017年4月1日~2018年3月31日までですが、好評であれば今後も継続されるかもしれません。

 

発売場所は、なんば(2Fサービスセンター・3F特急券発売所)、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺、関西空港の各駅です。これらの駅の有人窓口で購入してください。

 

スーパーシート(JRのグリーン車に相当)にも、「関空特割 ラピートきっぷ」が設定されており、大人 1,480 円(小児 840 円)で乗車できます。

 

特急ラピート アップグレードキャンペーン

「特急チケットレスサービス」や「定期特別急行券」で特急ラピートを利用すると、レギュラーシートの料金でスーパーシートに乗車できるキャンペーンです。新幹線で言うと、普通席の料金でグリーン車に乗車できる、という感じですね。

 

キャンペーンは2016年8月から開始されており、現在のところ終了日は未定となっています。

 

「特急チケットレスサービス」は、「南海鉄道倶楽部」会員登録(無料)を行い、パソコン、携帯電話から特急券を購入するサービス。駅で特急券を別途購入する必要はありません。ただし乗車券は別途必要ですのでご注意を。南海電鉄では交通系ICカードが利用できるので、PiTaPaやSMART ICOCA、Suicaなどでの乗車が可能です。

 

スパーシート料金大人720円が510円に、小児470円が260円に割引されます。なんば-関空間だと乗車券920円を加算して、大人1430円でスーパーシートに乗車できます。「関空特割 ラピートきっぷ」を利用するよりも少しだけお得ですね。

 

できるだけ安く行きたい場合は「関空特割ラピートきっぷ」、スーパーシートでゆったり行きたい場合は「特急チケットレスサービス」を利用するといいですね。

 

 

関西空港駅

関西空港第1ターミナルと直結している関西空港駅。2階出口から出ると、すぐ向かい側です。
関西空港駅

 

この駅は南海電鉄とJR西日本が共同で使用しています。向かって左はコーポレートカラーのブルーを使用したJR西日本の関西空港駅。右のオレンジ色を使用しているのが南海電鉄です。
関西空港駅

 

改札と向かい合うように券売機があります。訪日客が増えたので、以前よりも案内をするための駅員が増えましたね。ラピートきっぷもそこで購入できます。

 

改札をくぐってエスカレーター、またはエレベーターで階下へ。こちらは南海電鉄のホームですが、JR西日本のホームも並んでいます。特急はるかが停車中です。
関西空港駅

 

ホームこそ別々ですが、線路は実はつながっています。こちらは対岸のりんくうタウン方面ですが、JRと南海の線路はこの先で合流、関空連絡橋では同じ線路を走っています。
関西空港駅

 

特急ラピート

ラピートが入線してきました。この独特のマスクは、運転開始から20年以上を経過しても古さを感じさせませんね。
特急ラピート

 

真横から見てみましょう。段差のある形状でメカ、という感じがします。
特急ラピート

 

初めて関西空港へ行ったときは、この列車に乗りたいがために南海電鉄をチョイスしたのもいい思い出です。

 

特急ラピートには、JRでいうところのグリーン車に相当する「スーパーシート」が設定されています。スーパーシートは1-2の3列、余裕のある座席配列です。
特急ラピート スーパーシート

 

「特急チケットレスサービス」ならスーパーシートにお得に乗車できます。

 

旅行客の大きな荷物のための、荷物置き場もあります。運行開始当初は無かったのですが、盗難防止のためのロックが用意されています。
特急ラピート

 

特急ラピート車内では、無料WiFiが利用できます。外国人向けのような印象を受けますが、日本人でもちゃんと利用できます。
特急ラピート

 

もちろん、無料WiFiですのでセキュリティには注意を払う必要があります。仕事でメールチェックなども可能ですが、重要な情報のやり取りは控えた方がいいですね。

 

こちらはレギュラーシート。2-2の一般的な配列です。
特急ラピート
丸い大きな窓が特徴的です。レギュラーシートでお得に乗車したい場合は「関空特割ラピートきっぷ」です。

 

レギュラーシートでも十分余裕があるので、前の座席に当たらず足を組むことも可能。
特急ラピート
ピーチなどの関空着LCCの狭い機内に耐えた後では、ほっとできる空間になりますね。

 

空席の多いまま出発です。関西空港から大阪市内へは、JR西日本の特急(特急料金要)、快速、南海電鉄の急行、リムジンバスなど、多くの手段があるので、かなり競争が厳しいのです。
特急ラピート
列車は関空連絡橋を通過中。5分間ほど左右どちらの車窓も海を眺めながら進む、独特な眺めです。

 

車内はかなり静かです。揺れも少なく、飛行機で関西空港へ到着したあとでは、その静かさがより際立ちます。WiFiもあるので、WEBで調べものもしやすいですし、大阪市内と関空を移動する最適な乗り物ですね。

 

南海なんば駅

37分の旅はあっという間に終わり、南海なんば駅に到着です。9番線はラピート専用のホーム。改札のあとに、再度駅員のチェックがあります。
南海なんば駅

 

なんば駅のこのターミナル感が好きなんですよね。
南海なんば駅

 

まとめ

関西空港に行くとき、到着したあとにラピートを利用すれば、とても快適に移動できます。お得な運賃もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

 

なんば駅からは道頓堀、心斎橋筋へ歩いてすぐですし、地下鉄や近鉄に乗り換えれば大阪市内の移動も楽々です。あ、でも大きな荷物があるときは、地上3階の南海なんば駅から地下鉄なんば駅まではちょっと移動しにくいかな。

 

 

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