老舗ポイントサイトである「げん玉」が2017年10月、ついに陸マイラー界に殴り込みました。
げん玉からポイント交換するには、2017年10月までは自社運営サイトであるPointExchangeを経由する方法しかありませんでした。PointExchangeからANAマイル、JALマイルに交換することはできましたが、他のポイントサイトと比較すると、1円相当のポイントで交換できるマイル数が少なく、陸マイラーからは見向きもされない状態でした。
2017年10月、ついにげん玉はドットマネーへのポイント交換うぃ開始。げん玉で貯めたポイントを効率よくANAマイル、JALマイルに交換できるようになりました。
さらにげん玉は2018年2月20日より、ポイント交換サイト・PeXへのポイント交換も開始。PeX経由でnimocaルート、LINEポイント-ソラチカルートに乗せ、ANAマイルへ効率よく交換できるようになりました。
ポイント還元率は悪くないものの、陸マイラーには不人気だったげん玉。ANAマイル、JALマイルに交換できるようになり、老舗ポイントサイトの底力を存分に発揮できます。
うちもそろそろ本気出すわ。
ポイントサイト・げん玉
ポイントサイト・げん玉はクリックやゲームでもポイントが貯まる、コツコツ派にはうれしいタイプのポイントサイトです。
最近、多くのポイントサイトでは、クリックやゲームで貯まるコンテンツをどんどん廃止しています。ハピタスにはゲームがありませんし、ちょびリッチもPCサイトにはゲームが無く、クリックで貯まるポイントはわずかです(スマホサイトにアクセスすればゲームでポイントが貯まります)。ドットマネーはスクラッチゲームでポイントが貯まりますが、ゲームで貯まったポイントの有効期限は翌月末と、とても短いので実質的にゲームでポイントを貯め続けることはできません。
しかしげん玉はそんな時代の流れにも乗らず、クリックやゲームでポイントを付与し続けてくれる、ありがたいポイントサイトです。クリックポイントやゲームで獲得できるポイントは、一気に大量ポイントを獲得できるものではありませんが、ちょっとずつポイントが貯まるのもうれしいものです。
そんなうれしい存在のげん玉が陸マイラー界で注目されなかった理由はたったひとつ、マイルに交換しにくいから。しかしその理由も過去のものになりました。老舗ポイントサイト・げん玉がついに陸マイラーをターゲットに、運営方針を変更してきました。もうマイルに交換できないなんて言わせません。
げん玉からドットマネーにポイント交換
げん玉とPointExchange
げん玉からはPointExchangeという、同じ運営会社のポイント交換専用サイトを経由して、銀行振り込みでの換金や、他のポイントへの交換を行っていました。
PointExchangeからポイント交換する際に、結構高額な手数料を取っており、それが運営元であるRealworldの収益源になっていたと考えます。
しかしPointExchangeからはANAマイル、JALマイルに直接交換することができず、また交換を重ねてマイルにできても、交換比率が低いため、魅力がほとんどありませんでした。
げん玉の10ポイント(1円相当)のポイントは、ANAの0.475マイルのレートでの交換になります。ANAマイル獲得最強ルートであった、ソラチカルートの交換レートは1円相当のポイントが0.9マイルになったので、ポイント交換で得られるマイルが半分近く少ないことになります。
このような状態のため、げん玉でポイントを貯めようという陸マイラーは無く、陸の孤島状態でした。
げん玉からドットマネーにポイント交換
2017年10月、げん玉はその方針を大きく転換し、ドットマネーへの交換を開始しました。PointExchangeでの手数料収入はあきらめたのでしょうか。
交換先の表示はJALマイルになっていますが、ドットマネーへの交換後に、さらにJALマイルへ交換する仕組みになっています。
なぜこんなややこしい表示になっているのか?大人の事情があるようです。
おそらくは、ドットマネーから銀行への振り込み・換金もできるため、ドットマネーはできるだけ目立たないようにして、PointExchangeからの顧客流出を防ぎたいという思惑があるのではないかと思っています。
ポイント交換手続きを開始すると、まずドットマネーへポイント交換されますので、ドットマネーからは別の交換先(Tポイントなど)にもポイント交換できます。
げん玉からドットマネーへの交換レートは1:1の等価交換。げん玉5,000ポイント(500円相当)がドットマネー500マネー(500円相当)になります。
ドットマネーからJALマイルへは、500マネー=260JALマイル(1:0.52の交換比率)で交換できます。
参考 【ドットマネールート】 ドットマネーはJALマイルへのポイント交換に重要なサイト
げん玉からPeXにポイント交換
ANAマイルへの交換は、ソラチカルートが鉄板でしたが、2018年3月末をもって終了しました。
ソラチカルート閉鎖後は、nimocaポイントを経由するルートや、LINEポイントを経由してメトロポイントに交換するルートがANAマイルへの交換ルートとして有望視されています。これらのルートを利用するにはまず、PeXにポイント交換できることが前提です。
げん玉では2018年2月より、PeXへのポイント交換も開始。nimocaルートや、LINE-ソラチカルートを利用してANAマイルにポイント交換できます。
これまでのソラチカルートよりは交換レートが劣りますが、げん玉から直接ANAマイルに交換するよりは断然お得です。
参考 還元率1.62%のLINE Payカードと、ポイントサイトでANAマイルを貯める方法
参考 ニモカルートはソラチカルートの代替となるか?ANA VISA nimocaカード
げん玉からドットマネーへのポイント交換方法・手順
げん玉からドットマネーへのポイント交換はとても簡単です。順に解説します。
PCでは画面右上の「交換」を、スマホでは画面右上のメニューボタンをタップし、メニューから交換を選択します。
交換先にスマホの場合はAmazonギフト券と、iTunesギフトコードが表示され、その下にPointExchangeと東京メトロ(メトロポイント)と表示が出ます。
メトロポイントへの交換には、登録したメールアドレスに交換用のメールを送信してもらいます。”申請”をクリック、またはタップ。
送信されてきたメールに記載のアドレスにアクセスします。このとき、申請したブラウザ・アプリと同じもので開く必要があります。”申請”のところが、”交換”に変わっています。交換をクリック、またはタップします。東京メトロへの交換は1~2か月かかりますが、ドットマネーへの交換はリアルタイムで反映されます。
Gendama Powerd by .moneyの画面になります。ドットマネーには先に会員登録&ログインしておくとスムーズに交換できます。ドットマネーへの登録がお得になる方法は残念ながらありませんので、ドットマネーへアクセスして、会員登録しましょう。
画面下へスクロールすると、STEP1、STEP2と表示されています。
あたかも、STEP1、STEP2と連続して手続きしなけばならないような表示ですが、STEP1だけで止めても大丈夫です。STEP1の手続きが完了すると、ドットマネー口座にげん玉ポイントが交換されています。
STEP1の交換申請が終了するとこのような画面になりますが、無視して大丈夫です。
げん玉からのポイント交換には、メールでの認証が必須です。よりセキュリティを高めるための施策ですが、注意点はYahoo!メールのようなアドレスを登録していると、Yahoo!メールのセキュリティが破られたとき、げん玉からのポイント交換を好きにされてしまう可能性があるということです。登録メールアドレスの管理は厳重に行いましょう。
げん玉はポイント還元率も高い
単にマイルへの交換ルートがオープンするだけでは意味がありません。他のポイントサイトと同じスタートラインに立っただけです。ここから他のポイントサイトとの競争を制するには、やはりポイント還元率を高めなければなりません。
同じ広告を利用した場合にもらえるポイントは、各ポイントサイトで若干から大きく異なります。Aカードを発行するときにもらえるポイントが、1万円相当のサイトと、8,000円相当のサイトがあった場合、どちらを利用しますか?
げん玉もそのことは当然、よくわかっています。げん玉のトップページには、他のポイントサイトを凌駕するようなキャンペーン広告を並べています。
(げん玉のポイントは10ポイント=1円相当です)
この日のげん玉のトップページの広告はライフカードがイチ押しです。他のポイントサイトと比べてみると、ポイントインカム、GetMoney!に続く第3位、50円差の僅差でした。
住信SBI銀行口座開設では第1位。2位のちょびリッチとは50円差でした。
カブドットコム証券口座開設は、残念ながら1位のGetMoney!と600円差。しかしこれからげん玉は巻き返してくれるでしょう。
げん玉経由でiTunes利用はおすすめ
ポイントサイト・げん玉でおすすめの広告のひとつが、iTunesストアでの音楽やビデオの購入です。
げん玉を経由して、iTunesでコンテンツを購入すると、キャンペーン中ではありますが、5%分のポイントを獲得できます(App Storeでの購入は2%)。
5%分のポイントが獲得できるだけでもお得ですが、そのポイントが承認されるまでが異様に早いのです。
げん玉の通帳をみてみると、利用した時点から約1時間半後には有効判定となり、ポイントが付与されます。
iOSでの購入も有効となりました。一度げん玉のバナーをクリックしておけば、連続して曲を購入しても有効となります。
まとめ・げん玉は陸マイラー注目のサイトに
陸マイラー注目のサイトになれるかは、今後のげん玉次第です。
陸マイラーをめぐっては、各ポイントサイトが会員獲得を競っています。しかしポイント還元率を高めなければ会員登録してもポイントサイトの広告を利用しないことがあります。
陸マイラーはシビアですから、1ポイントでも多くもらえるポイントサイトを利用しますからね。
げん玉はドットマネーへのポイント交換開始を機に、高還元広告をバンバン打ち出しており、今後も注目のポイントサイトになるでしょう。
リンク ポイントサイト・げん玉
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