デルタ航空はアメリカ合衆国の航空会社。日本就航の歴史はデルタ航空と合併したノースウェスト航空が1947年にミネアポリスから東京へ就航して以来、70年間にも及びます。
デルタ航空は世界三大航空連合(アライアンス)のスカイチームを率いる会社。スカイチームのマイルを貯めるならデルタ航空のマイレージサービス・スカイマイルで貯めるのがおすすめです。
ANAやJALに搭乗してもマイルが貯まる、スカイマイル。その賢い貯め方、使い方を解説します。
スカイマイルへの入会はデルタ航空サイトからできます。
デルタ航空・スカイマイルとは
デルタ航空はスカイチーム加盟会社
デルタ航空は世界三大アライアンスのひとつ、スカイチームに加盟する航空会社です。他にはANAが加盟するスターアライアンス、JALの加盟するワンワールドがあります。
日本にはスカイチーム加盟社が無いため、若干なじみの薄いアライアンスですが、アジアでは大韓航空やベトナム航空、ガルーダインドネシア航空なども加盟しており、エールフランス、KLMオランダ航空もメンバーです。
スカイチームのマイルを貯めるなら、デルタ航空がベストです。その理由は下記記事を参考にしてください。
参考 スカイチームのマイルを貯める方法、おすすめの航空会社はここだ!
デルタ航空・スカイマイルの特長
デルタ航空をはじめ、スカイチーム加盟各社に搭乗した際にスカイマイルを貯めることができます。その最大の特長はマイルに有効期限が無いこと。ANAもJALもマイル有効期限は3年間です。3年間に特典航空券に交換できるだけのマイルを貯めないと、加算時期が古いマイルから順に失効していきます。
でもデルタ航空・スカイマイルなら大丈夫。マイレージ会員である限り、有効期限を気にすることなくマイルを貯め続けることができます。
デルタ航空・スカイマイルの貯め方
デルタ航空・スカイマイルの貯め方は、ANAマイルやJALマイルと同様、飛行機の搭乗、提携クレジットカードの利用、ホテルやポイントサイトからのポイント移行で貯めることができます。
デルタ航空に搭乗してスカイマイルを貯める
デルタ航空・スカイマイルは搭乗で貯まるマイルの計算方法が独特です。ANAやJALでは空港間の距離で決まりますが、デルタ航空では購入した航空券代金で決まります。
航空券が高額であるほど、多くのスカイマイルが貯まるシステム。小売店でTポイントやPontaポイントを貯める場合と同じ仕組みです。
合理的ではありますが、チケットは安かったけど長距離フライトだからマイルがいっぱい貯まった!といったマイルならではの楽しみはありません。
航空券代とスカイマイル会員資格によって決まる、スカイマイルの獲得マイル数は以下のとおりです。
会員資格 | スカイマイル獲得マイル数 |
一般会員 | 1 米ドルにつき 5 マイル |
シルバーメダリオン | 1 米ドルにつき 7 マイル |
ゴールドメダリオン | 1 米ドルにつき 8 マイル |
プラチナメダリオン | 1 米ドルにつき 9 マイル |
ダイヤモンドメダリオン | 1 米ドルにつき 11 マイル |
100ドルの航空券を一般会員の方が購入すると500マイル貯まり、ゴールドメダリオン会員の方が購入すると800マイル貯まります。
ANAマイルやJALマイルに加算する場合は、格安チケットなど航空券の種別によってはマイルが全く貯まらない場合がありますが、デルタ航空・スカイマイルなら安いチケットでも安いなりのマイルが貯まります。
提携航空会社に搭乗してスカイマイルを貯める
スカイチーム加盟各社のほか、デルタ航空が個別に提携している航空会社に搭乗すると、搭乗したクラス、航空チケットの種別に応じてマイルが貯まります。提携航空会社の場合はチケット代が(デルタ航空には)分からないので、飛行距離(フライトマイル)に応じたマイルが貯まります。
2017年まではフライトマイルの最低50%のマイルが貯まりましたが、2018年からは安いチケットの場合、25%しか貯まらないカテゴリーが設定されました。
各提携航空会社別の加算マイル一覧はデルタ航空サイトを参照してください。
ANAやJAL、スカイマークやスターフライヤー、ソラシドエア、エアドゥ、ピーチ、ジェットスター、バニラエア、エアアジア、etc. とにかく日本国内線の搭乗でマイルを貯める
日本にはスカイチームに加盟している会社はありません。ですから前述の提携航空会社に乗ってマイルを貯める一覧表には、日本の航空会社は記載されていません。
しかし日本国内線に搭乗した場合にスカイマイルが貯まるキャンペーンをデルタ航空はここ数年来ずっと開催しています。キャンペーン名は「ニッポン500マイルボーナスマイル・キャンペーン」。
「ニッポン500マイルボーナスマイル・キャンペーン」では、ANA、JALに限らず日本国内線に搭乗したら、1区間につき500マイルをプレゼントするという、ものすごくお得なキャンペーンです。日本国内に提携航空会社が無いための施策と思いますが、LCCのキャンペーン運賃でも500マイル貯まるのですから、とてもおすすめなキャンペーンです。
登録方法はとても簡単。ニッポン500ボーナスマイルキャンペーンマイル加算申請フォームをダウンロード、印刷して、搭乗券の半券を貼り付け、FAXするだけ。
搭乗券が発行されないANAのskipサービスや、JALのタッチ・アンド・ゴー サービスの場合、空港のチェックイン機にクレジットカードやマイレージ会員カード、スマホをかざすなどしてチェックイン手続きを行い、搭乗券を発券しておきましょう。ひと手間必要ですが、500マイル貯めるためです。
500マイル獲得のためには、搭乗から2か月以内に搭乗券を送付しなければいけません。3月31日に搭乗した場合は、当日中に送付しなければキャンペーン対象外となります。
一般会員は1年間に最大10フライト分(5,000マイル)まで、シルバー以上のメダリオン会員は最大40フライト分(20,000マイル)まで、ボーナスマイルを獲得できます。
提携クレジットカードでスカイマイルを貯める
日本国内在住の方が発行できるデルタ航空提携クレジットカードは4種類あります。
この中で最もおすすめなのは、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード」です。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード、ゴールド・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード、ゴールド・カードがおすすめの理由は、初年度はカードを所有するだけで、スカイマイル上級会員資格であるゴールドメダリオンになれるからです。ANAにもJALにも、カードを所有するだけで上級会員になれるカードはありません。
ゴールドメダリオンになれば、デルタ航空運航便のフライトで貯まるマイルが”1米ドルにつき 8 マイル”になり、ニッポン500マイルキャンペーンでは年間40フライト分、20,000マイルまでボーナスマイルを獲得できます。
さらにスカイチーム共通の上級会員サービス「SkyPriority」サービスを受けることができ、優先搭乗や空港ラウンジの利用など、素晴らしいサービスを受けることができます。
ただし、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは年会費も高額で、26,000円(税別)かかります。会員資格が1ランク下のシルバーメダリオンでも良い場合は、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード(ノーマルカード)があり、年会費は12,000円(税別)です。
カード取得2年目以降は、前年度のカード利用金額によってメダリオン会員資格が決定されます。
ノーマルカードは初年度(前年度)の利用金額が100万円以上なら、2年目(次年度)からもシルバーメダリオン資格が付与されます。
ゴールドカードは初年度(前年度)の利用金額が100万円以上なら、2年目(次年度)からはシルバーメダリオン資格が、150万円以上なら2年目(次年度)からもゴールドメダリオン資格が付与されます。
カード利用金額には相応の額が必要となりますが、日常生活での支払いをすべてデルタ・アメックスにするなど、メインカードとして利用すれば達成できない額ではありません。
デルタ・アメックスカードは家族カードの年会費が1枚無料となります。家族で協力してカードを利用すれば、翌年度以降のメダリオン会員資格更新が近くなります。ただし、家族カード会員にはメダリオン資格は付与されません。
海外旅行で利用するなら、デルタ・アメックスカードはお得です。ゴールドカードは1.5倍、ノーマルカードは1.3倍のデルタ・スカイマイルが貯まります。ゴールドカードで1万円相当の支払いをすると、日本では100マイル加算されますが、海外なら150マイル加算されます。
デルタ航空チケットを購入するときも、デルタ・アメックスカードがお得です。デルタ航空での支払いにデルタ・アメックス・ゴールドカードを利用すると3倍のマイルが、ノーマルカードは2倍のマイルが加算されます。
デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード、プラチナVISAカード
三井住友トラストグループの発行するスカイマイル提携カード。デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB VISAカードは、アメックスの発行するデルタ・アメックスカード同様、年会費の高いステータスカードに分類されます。
ゴールドカードは100円ごとに1.3マイル、プラチナカードは100円ごとに1.5マイル貯まります。年会費はゴールドカードが18,000円、プラチナカードが40,000円とかなり高額です。ただし年会費はかかりますが、デルタ航空スカイマイル上級会員資格は得られませんので、アメックス提携カードの方がお勧めです。
デルタ スカイマイルJCBカード
JCBカードとの提携カードであるデルタ スカイマイルJCBカードは、テイクオフカードは100円ごとに1マイル、一般カードは100円ごとに1.3マイル、ゴールドカードは100円ごとに1.5マイル貯まるカードです。年会費はテイクオフカードが初年度無料、2年目以降1,500円、一般カードは初年度5,000円、2年目以降10,000円、ゴールドカードは初年度10,000円、2年目以降18,000円かかります。電子マネーはQuicpayのほか、Apple Payの設定が可能です。
デルタ航空ホームページ(日本語サイト)やデルタ航空予約センター(電話)でのデルタ航空航空券の購入、および日本国内空港のデルタ航空カウンターでの利用分は、マイルが2倍になります。年会費を抑えた提携クレジットカードが欲しい場合は、デルタスカイマイルJCBカード一択です。上級会員資格は得られませんので、年会費はかかりますが、アメックス提携カードがお勧めです。
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカードはダイナースクラブとの提携カードです。カード利用100円ごとに1.5マイル貯まります。年会費は28,000円。空港に設置された「デルタ スカイクラブ」ラウンジを、年3回または3名まで無料で利用できますが、ゴールド・メダリオン会員資格が得られるアメックス提携ゴールド・カードの方がベネフィットはより多くあります。やはりデルタ・アメックスカードをお勧めします。
デルタ・アメックス・ゴールドカードのお得な入会方法
デルタ・アメックスカードはポイントサイトから発行することで、現金やマイルに交換できるポイントを貯めることができます。しかし年会費26,000円のデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード発行でも、貯まるポイントは2,000円相当であり、年会費をカバーするだけの魅力はありません。
そこでおすすめなのが、アメックス会員からの紹介でデルタ・アメックスカードを申し込む方法。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードなら入会だけで8,000マイルが貯まります。さらに紹介プログラム限定の特典が付きます。
- 入会特典1:ご入会で8,000ボーナスマイルをプレゼント
- 入会特典2:ご入会後3ヶ月以内に合計20万円のご利用達成で、5,000ボーナスマイルプレゼント
- 入会特典3:ご入会後3ヶ月以内に、合計40万円のご利用達成でさらに10,000ボーナスマイルプレゼント
紹介プログラムなら、入会だけで8,000マイル、入会後3ヶ月以内に20万円利用すると5,000マイル、40万円利用すれば15,000マイルがボーナスとして加算され、合計27,000マイル(カード通常利用分4,000マイルを含む)が貯まります。
紹介キャンペーンを利用せず、通常の入会キャンペーンでデルタ・アメックス・ゴールドカードを発行すると、2018年12月現在こちらのキャンペーンが実施されています。
入会ボーナス8,000マイルは共通ですが、カード利用金額が40万円に到達すれば、10,000ボーナスマイルがもらえます。ファーストフライトボーナスはカード入会から6か月以内にデルタ航空ビジネスクラスに搭乗した場合にもらえるマイルなので、そのハードルはかなり高いです。
同じ40万円の利用でも、紹介プログラムの方が5,000マイル多く貯まります。
デルタ・アメックスカードを紹介してくれるアメックス会員が身近におられない場合は、私から紹介させていただきます。
お問い合わせフォームに、ニックネーム(本名は必要ありません)、メールアドレスをご記入いただき、デルタ・アメックス紹介希望とお送りください。紹介用アドレスを返信いたします。
SPGアメックスカードでデルタ・スカイマイルを貯める
デルタ航空提携カードではありませんが、スターウッドホテルとアメリカン・エキスプレスカードが提携した「スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード(SPGアメックス)」もデルタ・スカイマイルが貯まるおすすめのカードです。
正確にはSPGアメックスの利用で貯まるのはSPGのポイント、スターポイントです。スターポイントはスカイマイルに1ポイント=1マイルのレートで交換でき、一度に20,000ポイント交換すると、ボーナス5,000マイルが加算され、25,000マイルになるので、100円当たり1.25マイル貯まる計算になります。
SPGアメックスカードの最大の特長は、カードを所有しているだけで、SPG上級会員であるゴールド会員になれることです。通常SPGゴールド会員には、年間10回以上の滞在、または25泊以上の宿泊が必要ですが、カードを所有するだけで条件クリアとなります。デルタ・アメックスカードと似ている特長ですが、SPGゴールド会員は宿泊で貯まるポイントが増量され、チェックイン時により良いお部屋にアップグレードされる可能性があります。
SPGゴールド会員特典
- チェックイン時の空室状況により、エンハンスドルーム(より良いお部屋)へのアップグレード
- チェックイン時のウェルカムギフト(スターポイント、ドリンクサービスから選択)
- 16時までチェックアウト時間の延長
- SPGホテルでの支払いは1米ドルあたり3スターポイント加算
さらにSPGアメックスカードを継続するたびに、SPGホテルに1泊無料で宿泊できる特典がもらえます(カテゴリー7を除く)。SPGホテルには、シェラトンやウェスティンなどのホテルブランドがあり、これらの高級ホテルに1泊すれば、SPGアメックスの年会費のもとは取れてしまうほどです。
さらにSPGを買収したマリオットホテルグループの会員組織、マリオット・リワードでもゴールド会員になることができ、世界中のホテルでゴールド会員のメリットを享受できます。
SPGアメックスカードもアメックスカードからの紹介キャンペーンでの入会がおすすめです。通常の入会キャンペーンでは、入会後3か月間に10万円以上利用すると10,000スターポイントのボーナスがもらえますが、紹介キャンペーンではこれが17,000スターポイントにポイントアップします。
やはり身近な方にアメックス会員がいらっしゃらない場合は、当方より紹介いたしますので、お問い合わせください。
こちらの記事も参考にどうぞ。
参考 SPGアメックス・ホルダーの私がお勧めしているのだから間違いない
ポイントサイトで、デルタ・スカイマイルを貯める
ポイントサイトは、インタネットの空間で広告を掲示しているサイトです。ポイントサイト会員がその広告を利用すると、広告主から広告料を受け取り、その一部を会員に還元します。
例えば、デルタ・アメックスカードの広告を掲示しているポイントサイトから、デルタ・アメックスカードの申し込みをすると、アメックスからポイントサイトへ広告料が支払われ、その一部を私たちは受け取れます。
ポイントサイトについて詳しくはこちらをご覧ください。
ポイントサイトで貯めたポイントは、デルタ・スカイマイルに交換できます。
スカイマイルにポイント交換できるサイトは、GポイントとPeXです。PeXには各ポイントサイトからのポイントを交換できるので、ポイント交換図を描くとこんな感じになります。
Gポイントは1ポイント=1円相当なので、300円相当のポイントが50マイルになります。PeXは10ポイント=1円相当なので、400円相当のポイントを90マイルに交換できます。
いずれもANAマイルやJALマイルに交換する場合に比べて、交換レートは低くなりますが、ポイントサイトでがっつりとポイントを貯めれば、大量スカイマイルに交換できます。
ポイントサイト・ハピタスで見つけたクレジットカード発行の広告。
年会費永年無料でおなじみのセゾンカードに申し込み、カードが発行されると8,000円相当のポイントがもらえます。これをPeXに交換し、デルタ航空スカイマイルに交換すると、1,800マイルになります。
ポイントサイト・ポイントタウンで、ぐるポタ・ポイントタウングルメを利用すると、飲み会などで大量ポイントを貯めることができます。
例えば、上記のお店だと、平日夜に少し早めにお店に入れば、支払額の30%相当のポイントが貯まります。1万円なら3,000円相当のポイントです。貯まった3,000ポイントをPeXに交換して、デルタ航空スカイマイルに交換すれば、675マイルになります。
このほかにも、楽天市場やYahoo!ショッピングでのお買い物でもポイントが貯まるので、着実にデルタ航空マイルを貯めていけます。
私のおすすめするポイントサイトは、
ハピタス
陸マイラー御用達のポイントサイト。ポイント還元率が高く、普段の買い物や会員登録でポイントを貯めていけます。
リンク ハピタス
モッピー
陸マイラー界に強烈にアピールしているポイントサイト。トップページ掲載のポイントアップ広告の破壊力は抜群です。
リンク モッピー
ポイントタウン
モニター案件や、ぐるポタ案件など、買い物や食事でもポイントが貯まるサイトです。
リンク ポイントタウン
ちょびリッチ
こちらも陸マイラーにアピール上手なサイト。トップページのポイントアップ広告にはお得なものが多く、見逃せません。モニター案件もあります。
リンク ちょびリッチ
ポイントインカム
クレジットカード案件ならお任せ。老舗ポイントサイトの底力で、一撃1万円相当のポイントがもらえる広告をどんどん打ち出してきます。
リンク ポイントインカム
デルタ航空・スカイマイルの使い方
デルタ航空・スカイチーム提携航空会社特典航空券に交換する
最もオーソドックスな使い方ですね。マイルを貯めて特典航空券に交換するのが最もお得な使い方でもあります。
デルタ航空スカイマイルを使って、自社特典航空券を予約する場合、必要マイル数チャート(一覧表)がありません。以前はあったのですが、たびたび必要マイル数を改定するうちに、チャートそのものを掲載しないようになってしまったようです。
さらに必要マイル数もシーズンによって大きく変動するため、自社にも関わらず、デルタ航空特典航空券は何マイル必要なのか大変わかりにくくなっています。
スカイチーム提携航空会社の特典航空券なら、必要マイル数がはっきりしているので、あえて提携航空会社の特典航空券を狙うのもひとつですね。
日本-韓国間
日本-韓国間にデルタ航空は就航していませんので、スカイチーム提携航空会社の大韓航空を利用することになります。
座席クラス | 片道 | 往復 |
エコノミークラス | 7,500マイル | 15,000マイル |
ビジネスクラス | 15,000マイル | 30,000マイル |
大韓航空は日本各地に就航しているので、とても利用しやすいと思います。
日本-台湾・中国・香港間
台湾路線はスカイチーム加盟社のチャイナエアラインを利用します。
座席クラス | 片道 | 往復 |
エコノミークラス | 17,500マイル | 30,000マイル |
ビジネスクラス | 30,000マイル | 60,000マイル |
ビジネスクラスのお得度は低いですが、エコノミークラスなら十分利用価値があります。台湾までなら3時間ほどのフライトですから、エコノミークラスで全く問題ないですね。
中国にはスカイチーム加盟社が多く、中国東方航空、中国南方航空が利用できます。
日本-ハワイ間
日本人に大人気、ホノルル路線。デルタ航空も日本-ハワイ間を運航しています。
座席クラス | 片道 | 往復 |
エコノミークラス | 30,000マイル | 60,000マイル |
ビジネスクラス | 60,000マイル | 120,000マイル |
スカイマイルはハワイアン航空とも提携していますが、ハワイアン航空の特典航空券はハワイ諸島間の路線しか取れません。
日本-アメリカ本土間
デルタ航空利用ならアメリカ本土への路線ですね。
座席クラス | 片道 | 往復 |
エコノミークラス | 35,000マイル | 70,000マイル |
ビジネスクラス | 80,000マイル | 160,000マイル |
デルタ航空の新しいビジネスクラス、Delta One Suiteは全室個室タイプ!ただし必要マイルは他のビジネスクラスよりもさらに多いという…
参考 デルタ航空、全室個室タイプのビジネスクラスDelta One Suiteを搭載したA350を受領
日本-ヨーロッパ間
日本とヨーロッパの間には、スカイチームとして、エールフランス、KLMオランダ航空、アリタリア航空が就航しています。
座席クラス | 片道 | 往復 |
エコノミークラス | 50,000マイル | 100,000マイル |
ビジネスクラス | 80,000マイル | 160,000マイル |
アメリカ本土と比較してエコノミークラスの必要マイル数は多いのに、ビジネスクラスの必要マイル数は同じです。ということはビジネスクラスがお得?
デルタ航空・スカイマイルをスカイマーク日本国内線航空券に交換する
スカイチーム加盟社は日本にはありません。ANAやJALの特典航空券はスカイマイルでは予約できないので、本来なら日本国内線の予約は不可能です。
しかしスカイチームでは、日本在住のデルタスカイマイル提携クレジットカード本会員またはメダリオン会員に限り、スカイマークの国内線航空券と交換できる特典を用意しています。前述のデルタ・アメックスゴールドカード会員なら、どちらの条件も満たしますので、確実にスカイマーク航空券を発券できます。
利用可能路線はスカイマークの就航都市によりますが、2017年10月現在は以下のとおりです。
路線 | 必要マイル数 |
|
15,000マイル |
|
20,000マイル |
とっても不思議なのは、片道でも往復でも必要マイル数が同じという点。スカイマイルは米国国内線や国際線利用の場合は、半分のマイル数で片道特典航空券を発券できますが、特殊な交換形式を取るスカイマーク航空券はその適応外のようです。
またスカイマーク航空券にはブラックアウト期間(予約できない日程)があります。あらかじめデルタ航空サイトでチェックしておきましょう。発券方法はWEBからのリクエストになります。
スカイマイルでスカイマーク航空券って、まるで提携を予測していたかのようです。
デルタ航空・スカイマイルをJTB国内パッケージツアー旅行券に交換する
スカイマイルはJTB国内パッケージツアー旅行券にも交換できます。
交換できるページを探すのが大変ですが、スカイマイル > マイルのご利用 > マイルでショッピング > スカイマイルJTB国内パッケージツアー旅行券 で到達できます。でもリンク貼っておきます。
交換レートは1万マイル=1万円分の旅行券。年間3万マイルまで交換できます。
JTB旅行券への交換には条件があり、スカイマーク航空券への交換と同様、日本在住のスカイマイルメダリオン会員および、スカイマイル提携クレジットカード(本会員)保有会員の方のみが交換できます。
JTB旅行券は、JTBグループ各販売店(JTB、JTBトラベランド、PTSトラベルナビ等)で『エースJTB』および国内の募集型企画旅行に利用できます。国内線航空券だけの購入はできません。
店舗では必ず、本人と証明できる写真付き身分証明書を提示しなければならず、転売はできないようになっています。
JTB旅行券は申し込みから届くまでに4週間かかりますが、旅行券の有効期限は申込日から6か月なので、届いてから5か月以内に利用しなければいけません。
利用条件は厳しいですが、日本国内では利用しにくいスカイマイルの利便性は上がるため、今後もスカイマイルJTB国内パッケージツアー旅行券への交換は続けていただきたいですね。
まとめ
日本国内ではANAマイル、JALマイルに続く第3のマイル的な位置づけの、デルタ航空・スカイマイル。
有効期限が無いので、あわてずゆっくりと貯めることができるので、ニッポン500マイルキャンペーン等を活用しながらスカイマイルを貯めて、国内旅行に利用するのがよさそうです。
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