ハワイの翼、ハワイアン航空が2016年12月20日より羽田空港ーハワイ島・コナを結ぶ路線に就航します。
1996年から2010年までの期間、JALが成田空港ーコナに直行便を飛ばしていました(復路はオアフ島・ホノルル経由)が、JAL撤退以来のハワイ島行直行便となります。
ハワイ島
ハワイ島はハワイ諸島最大の島。人口はオアフ島に次ぎハワイ諸島では2番目に多く、多くの日本人移住者も暮らしている島です。ハワイ島は火山島でもあり、活発に活動しているキラウエア、マウナ・ロアを含むハワイ火山国立公園や、マンタも泳ぐ海でのダイビング、シュノーケリングが観光客に人気です。
ハワイ島で最も大きな町が東部にあるヒロ。西部にある2番目の町がコナになります。ヒロ、コナともに国際空港があり、ホノルルとの便が結んでいます。
ハワイアン航空 羽田ーコナ線
2016年2月、日米航空交渉の合意により、羽田空港と米国を結ぶ昼間便の開設が認められました。日米両国の航空会社は昼間時間帯(6~23時)に1日5便ずつ、深夜早朝時間帯(22時~翌日7時)に1日1便ずつの合計6便の運航が可能になり、2016年10月末から始まる冬ダイヤからの就航が予定されています。
今回ハワイアン航空がコナに就航するのは羽田発深夜便。羽田発が水曜と金曜、日曜。コナ発が火曜と木曜、土曜になります。
その他の曜日は同時間帯にホノルル行きを運航します。
運航スケジュールは以下のとおり。
羽田―コナ線
HA852 羽田(23:55)→コナ(12:15)運航日:水金日
HA851 コナ(17:05)→羽田(翌日22:05)運航日:火木土
羽田ーホノルル線
HA856 羽田(23:55)→ホノルル(11:55)運航日:月火木土
HA855 ホノルル(17:30)→羽田(翌日22:05)運航日:月水金日
ハワイ路線の競争が激化します
ハワイが観光路線として育ったのはJALの広告戦略によるものが大きく、今でも日本とハワイを結ぶ路線数はJALが最大です。
就航する機材もB767はSS6と表示される最新のものに。B777-200もビジネスクラスがフルフラットになる新しいシートを搭載した機材に順次更新される予定です。
RESORTFUL! JAL HAWAIIという特設サイトも用意されており、JALで行くハワイを目いっぱい楽しめるよう、情報を得ることができます。
ANAは新たに導入する大型機A380をハワイ路線に就航させる予定。
A380の大きな機体に、ファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミーといった快適なシートを満載して飛ばす予定。
米系航空会社では、デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、そしてハワイアン航空がホノルルへ就航。さらにチャイナエアライン、大韓航空も成田空港経由でハワイと結んでいます。
そこへハワイアン航空はさらにコナ直行便を開設するわけで、ハワイ好きな方の選択肢はますます豊富になり、航空券の価格面でも恩恵を受けることができそうです。
ハワイアン航空新型ビジネスクラスを日本線に導入
ハワイアン航空は新型ビジネスクラスシートを順次導入しています。
まずは成田-ホノルル間に2016年12月より導入されましたが、2017年3月15日からは関西-ホノルル線に新シートを導入した機材を就航させます。さらに3月29日からは羽田-ホノルル線のうち、昼間時間帯に発着するHA457、HA458便に新ビジネスクラスシートを導入。羽田-コナ線には5月10日から、深夜帯に発着するホノルル線、HA855、HA856便には5月11日から導入されます。残る札幌線は機材がB767-300ERであり、新シート導入の予定は無いようです。
この素敵なシートでホノルル、コナに行けるなんてうらやましいです。
まとめ
ハワイアン航空のコナ線就航は、ホノルルだけではないハワイの魅力を味わうには最適な路線になりそうです。
ハワイアン航空のマイレージサービスは航空連合に属さない独立系なので、マイルを貯める、使うためには若干難点があるので、注意が必要です。
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