ハワイの翼、ハワイアン航空。
乗った瞬間からハワイを感じることができる航空会社です。せっかくハワイへ行くなら、少しでも長い時間、ハワイを楽しみたいもの。ぴったりなのがハワイアン航空です。
歴史あるエアラインですが、残念ながら機材の更新が遅れており、ビジネスクラスシートはちょっと残念な感じでした。
しかし2018年までに順次、ビジネスクラスに新しいフルフラットシートを導入することが決まっており、それによりハワイアン航空の魅力がさらにアップします。
2016年5月、その新シートを導入した最初の機体がやってきました。
ハワイアン航空・新型ビジネスクラスシート
ところで、ハワイアン航空の男性客室乗務員の制服、かっこいいですね。青いアロハシャツにグレーのジャケット、決まってます。もちろん、着ている人がかっこいい、ということもあるんでしょうけど。
ハワイアン航空が導入する新型ビジネスクラスシートはフルフラットシート。全長1.93メートルとかなり余裕のあるシートが2-2-2の横6席の配列で、1機あたり18席が設置されます。
レジャーでハワイを訪れる人が圧倒的に多いため、横並びシートは外せません。しかしシート間のパーティションを工夫することで、ビジネス客にも配慮されたものになっています。
リクライニング ホイールをグルグル回すと、シートが倒れる仕組みが新しいシートです。
ハワイアン航空特典航空券を予約する
せっかくのハワイ旅行、ハワイアン航空の最新式ビジネスクラスシートを利用したいもの。
ところが、ハワイアン航空は世界3大アライアンス(航空連合)に属していないので、他社のマイレージプログラムを利用して特典航空券を予約することが難しい航空会社なのです。
HawaiianMilesでハワイアン航空特典航空券を予約
ハワイアン航空のマイレージプログラム、HawaiianMiles。もちろん、ハワイアン航空の特典航空券を予約することができます。
One Way Flight Awards | Coach SuperSaver | Coach Saver | Coach Flex | First Class Saver | First Class Flex |
---|---|---|---|---|---|
Japan-Hawaii | 40,000 | 60,000 | 80,000 | 65,000 | 130,000 |
Japan-Hawaii Upgrade Business Class | 45,000 | 90,000 |
Coachがエコノミークラス、FirstClassは設定が無いのでビジネスクラスのことです。
Saver Awardという、より少ないマイルで特典交換できる場合でもエコノミークラス40,000マイル、ビジネスクラス65,000マイルが必要。往復で特典航空券を予約する場合はこの倍のマイルが必要となります。
HawaiianMiles上級会員資格であるPualani Platinum, Pualani Gold, Premier Club Member, そしてHawaiian Airlines MasterCard所有者の場合はより少ないマイルで特典交換できるようです。
HawaiianMilesのマイルにポイント移行できるプログラムはSPGスターポイントです。
スターポイントはスターウッドホテルグループのポイントで、ホテル宿泊やレストラン利用でポイントを貯めることが出来るほか、年間30,000ポイントまで購入することができます。
年2回ほど、ポイント購入費用が最大25%安くなるキャンペーンを実施しており、そのときにポイントを購入することでポイント購入費用を抑えることができます。
SPGスターポイントは1:1の割合でHawaiianMilesに移行でき、20,000ポイントまとめて交換すると5,000ポイントのボーナスが付き、25,000マイルとすることができます。
しかしディスカウントキャンペーン時にポイントを購入しても、20,000ポイント購入におよそ500ドルかかることから、ビジネスクラスの特典航空券65,000マイル獲得するのにおよそ1,400ドル必要なことから、SPGスターポイントを購入してHawaiianMilesに交換、特典航空券予約をするメリットはありません。
日本ーハワイ間のフライトで貯まるマイルは片道で約4,000マイル。毎年ハワイへ2回行くと4年で64,000マイルになりますが、こちらもハードルはかなり高いですね。
大韓航空 スカイパスでハワイアン航空特典航空券を予約
大韓航空は個別にハワイアン航空と提携しており、大韓航空のマイレージプログラム、スカイパスのマイルを使用して、ハワイアン航空の特典航空券を予約することができます。
Routes | Economy | First | |
---|---|---|---|
Hawaii | Hawaii | 10,000 | 20,000 |
Oceania (Australia), Asia (Korea, Japan, Philippines) | 70,000 | 140,000 |
必要なマイルは、日本からハワイ往復で、エコノミークラス70,000マイル、ビジネスクラス140,000マイルです。エコノミークラスはHawaiianMilesよりも少ないマイルで交換できますが、ビジネスクラスはHawaiianMilesよりも多くなってしまいます。
アメリカン航空AAdvantageでハワイアン航空特典航空券を予約
アメリカン航空もハワイアン航空と提携しており、マイレージプログラムAAdvantage(アドバンテージ)のマイルで特典航空券予約ができます。
One Way Flight Awards | Economy | Business/First |
---|---|---|
Japan-Hawaii | 32,500 | 52,500 |
エコノミークラス往復65,000マイル、ビジネスクラス往復105,000マイル必要です。
ビジネスクラス特典航空券予約に必要なマイル数はここにあげた3社の中で最も少なくなりました。
アメリカン航空AAdvantageのマイルもSPGスターポイントからポイント移行することができます。交換レートは1:1。20,000ポイントまとめて交換するとボーナスが付いて、25,000マイルになる点も同じです。
またアメリカン航空AAdvantageに交換できるポイントサイトがあります。ネットマイルからは600mile(ネットマイル、300円相当)を100マイル(AAdvantage)に交換できます。
交換レートはあまりよくありませんが、アメリカン航空AAdvantageマイルを獲得できる貴重なルートです。
JALマイルでハワイアン航空に搭乗できるようになるかも
JALとハワイアン航空は2018年3月末の夏スケジュールより、包括提携を行います。コードシェア、共同事業、JALパックでのハワイアン航空便の利用、さらにはマイレージ提携と、順次開始される予定です。
近日中ではないかと思いますが、JALマイルでハワイアン航空に搭乗できるかもしれません。
ハワイアン航空ビジネスクラスは購入するのが一番かも
いろいろと考えてみましたが、ハワイアン航空ビジネスクラス特典航空券への道筋はかなり険しいものがあります。
試しに2016年8月繁忙期のビジネスクラス航空券の運賃を検索してみると以下のような結果になりました。
ハワイアン航空がかなり安い運賃で販売されているんですね。今後フルフラットシートが導入されれば運賃が上昇する可能性もありますが、特典航空券予約を考えるよりも安いコストでビジネスクラスに搭乗できると思います。
2016年12月5日より成田ーホノルル間に新ビジネスクラスシートを導入
ハワイアン航空ではA330-200のシートを改修中。ちょっと時代遅れ感が強かったシートですが、最新鋭の快適なシートに生まれ変わります。
日本路線にも導入が決定し、まずは成田ーホノルル線に2016年12月5日より導入されます。
新ビジネスクラスシートは、長さ193センチ、幅52センチのフルフラット・ベッドになる仕様。隣席との間は竹をイメージした仕切りを導入。横に2-2-2、全18席が設置され、家族や夫婦、恋人などに利用しやすい配列になっています。
12月5日発のホノルル行運賃を検索してみました。
まずは羽田発、羽田着の運賃。187,289円です。クリスマス前のこの時期は安いですね。こんな時期に旅行できるなら行きたい。
成田発になると、207,919円になりました。シートの差額は2万円。2万円ならフルフラットシートの方がいいです。みなさんはどちらを選びます?
ANAと比較してみると、成田発着では価格はほとんど一緒です。ちなみにANAの羽田発着ホノルル行は同じ日程で237,896円でした。羽田発の方が安いハワイアン航空と、高いANA。シートを取るか、利便性を取るかで面白いですね。
まとめ
羽田ーコナ間への就航も予定しているハワイアン航空。ビジネスクラスシートも一新され、ハワイ旅行の際に是非とも(ビジネスクラスを)利用してみたいエアラインです。
ただしマイルで行くのは現状ではきつい印象。今後のJALとの提携を期待しましょう。
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